独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3262】

 

その1478~1480 (2014/ 2/15~20)

 

The Red Baron(2008)の(ドイツ映画 Der Rote Baron のくせに英語で喋る)セリフ―

 

"But always remember-

 

Our task is to bring down aeroplanes, not men.  So stop firing when your opponent's falling.

 

Gentlemen, we are sportsmen.  Not butchers. "

 

[ TV 字幕: 目的は撃墜であり敵を殺すことではない だから墜落する機を撃つな 我々はスポーツマンで虐殺者ではない ]

 

まさに(あくまで伝説としての)レッドバロンの騎士道精神を表しているが、諸兄の着目すべきは―

 

sports (we are sportsmen)

 

The Right Stuff (1983)にも似たセリフがありましたな、スポーツがどうの…って。

 

 

その 676 (2005/ 7/ 7)

 

マージは the sound of a truck starting が聞こえると that's the crash truck だと慄いてしまう―こんな nightmares を見るのは自分ひとりだと思っていた、と(トゥルーディとベティに)打ち明けますね。

 

原作では ジェーン・コンラッドが「急発進するトラック(救難車!)の音  even the sound of trucks starting up (crash trucks!) 」が幻覚の引き金になり、悪夢にうなされると描かれてます。

 

それから マージは、おそらく screw the pooch したパイロットのドジ話にでも興じているらしい 外(庭)のアスホール・トリオを指して―

 

You'd think they were talking about sports.

 

と呆れますが、これは原作の―

 

ピート(コンラッド)とウォリー(シラー)とジム(ラヴェル)はこういう類の話をしては笑い転げた。 驚くべきことだった。 スポーツの手柄話をするのと少しも変わらない。(Pete and Wally and Jim absolutely cracked up over stories like this. It was amazing. Great sports yarns! Nothing more than that.)

 

とされるイメージのままでありましょう。

 

(It sounded once more as if the boys were just talking about sports. というクダリもある―その3044参照)

 

 

>着目すべき と指摘したものの、確かに The Red Baron と The Right Stuff には sports(スポーツ感覚)が共通項としてあると言えようが、だから特にどうだとも実は思っていない。

 

イェーガーが実戦にしろフライトテストにしろスポーツ感覚で臨んでいたという気は別にしないし、大胆であっても(それ以上に)細心かつ慎重だったに違いないので。

 

I was always afraid of dying. Always. It was my fear that made me learn everything I could about my airplane and my emergency equipment, and kept me flying respectful of my machine and always alert in the cockpit. (本人談)

 

と、死への恐怖がそうさせていたと認めているように。

 

レッドバロンにしても sports(sportsman) とは 即ち sport hunting(hunter) を意味する(にすぎない)と普通に(本来的に)解しうるから、いわゆるスポーツ感覚とはイメージがずれてるかもしれない。

 

それにレッドバロンの実像には("Red Knight" の異名どおりの)伝説的な騎士道精神に背く(少なくとも)一面が窺えもするんですよ。