独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3533】

 

《過去レス復元コーナー》

 

その 1085

 

フレッド・ヘイズ(アポロ13 の LMP)は civilian のくせして ARPS 卒だが、ケン・マッティングリー(アポロ13 の元 CMP)は海軍のくせして ARPS 卒―二人は(宇宙飛行士になる前に)エドワーズで顔見知りになり、その縁で以来とても親密になった("a very, very close relationship")そうで、あまりマッティングリーのことを知らなかったジム・ラヴェル(←海軍のパックス・リヴァ Patuxent River 出身)にアポロ13 のメンバー推薦したのはヘイズらしい。 (←おそらくラヴェルはヘイズに "Who do you want to fly with?" と訊いたんだろうとマッティングリーは語る)

 

そのアポロ13 の生還シーン(管制室の映像)が「NASA 50年」にあり(←もとネタの TV 番組 "Moonshot" History Channel 版? と思しき映像はネットでも配信されている)、これ見よがしに完全実写と謳われてはいても(所詮はバラエティの哀しさと言うか)わざわざ映画「アポロ 13」の脚色をなぞって(と想像される)安直な ドラマチック編集して(いい加減なナレーションを付けて)るもんだから、折角の(ウリであるはずの)実写フィルムが却って作り事になってしまってる。 (←まさか「アポロ 13」がドキュメンタリーと思い込んでのことではあるまいが、どうやら「人類、月に立つ」などには思いが至らないようで)

 

 

その 1087

 

NASA 50年」(管制室の実写映像)ではオデッセイからの第一声 (スワイガートの "Okay, Joe.") に―

 

ジム・ラベル(ごていねいに顔写真付き)  我々は大丈夫だ

 

と呆れた捏造テロップ(字幕)が堂々と出て、ミッション・コントロールは歓声の渦―それって、完全に「アポロ 13」の脚色のまんまだろうに、ロン・ハワードの許可はもらったのかよ、ったく。 (←それとも、マジで「アポロ 13」が ドキュメンタリーと思い込んでたりして?)

 

※ ミッション・コントロールは(スワイガートの "Okay, Joe." で)クルーの無事は既に分っており、モニター(スクリーン)の映像に大歓声と拍手がわきおこるのは(そこで初めてクルーの無事が分ったからでは決してなく)心配されたメイン・パラシュートがちゃんと開いていた(ゆえに安全にスプラッシュダウンできる)から―"Extremely loud applause as Apollo 13 on main chutes comes through loud and clear on the television display here."  あくまで作り物の映画である「アポロ 13」はともかく、いかにバラエティ番組といえども完全実写(本物のドキュメンタリー)を標榜する「NASA 50年」が勝手に(知ってか知らずか)捏造しちゃいかんだろ…

 

 

その 1088

 

NASA 50年」のナレーションは―

 

だが 4 分経過しても返事がない 5 分経過、アポロは燃え尽きてしまったのか (←だから、ホントは燃え尽きずに戻ってきてるのは確認済みだって) 6 分経過、その時―

 

と適当に盛り上げておいて、モニターにメイン・パラシュートを開いた司令船が映し出され(それ以前の交信である)スワイガートの "Okay, Joe." をかぶせる。 (←もとネタの TV 番組の編集らしい)

 

そして、更にそれを「我々は大丈夫だ」と(ありもしない)ジム・ラヴェルの交信であるかのように(「アポロ 13」式、或いはハリウッド式に)とことん捏造してくれてるわけですが、もともとスワイガートの "Okay, Joe." をラヴェルの発言だとする(いい加減な)ソースも実は(あちこち検索すると)ないではない。

 

どころか、面白い(笑わしよる)ことには実際の地上(JSC)が最初は(さすがに焦ってたのか)そのとおりの(何事も先走らないはずの NASA の管制にあるまじき)勘違いをしていて、ジョー・カーウィンcapcom)の呼びかけにスワイガートが "Okay, Joe." と応答してきたのを―

 

"That was Jim Lovell responding with the 'Okay, Joe.'  (pause)  Correction there, that was command module pilot Jack Swigert."

 

と、早とちりした(ラヴェルをスワイガートに訂正した)記録が残されてたりする。

 

もちろん当のカーウィンは―

 

"Okay. We read you, Jack."

 

と正しく(迷わず)ジャック・スワイガートに返してるけど。