【誰にともなしに、独り言レス―その3179】
The Astronaut Wives Club 関連レス(その2905 参照)―
その2090~2095
The Astronaut Wives Club(2015)を YouTube で(むろん字幕はないし、ちゃんと見る時間からしてないんで)ゆるゆる、ぼちぼちと…
Ep.1("Launch")で、まずアラン・シェパードとスコット・カーペンターが出会うシーン、その奥方同士の挨拶―
"Rene. Rhymes with peachy keen."
" Louise. Rhymes with Louise."
ここで Rene(Carpenter)は(peachy)keen と同じ発音だと自己紹介し、Louise は(すまして)Louise と同じだと言って笑わす。
この Rene を原作「ザ・ライト・スタッフ」(中公文庫)は「ルネ」としていて、わたしは最初(そりゃなかろうと思い)とりあえず「レネ」とローマ字読みしていたけれど、じきに「リーン」が正しい(と言うか、ご本人はそう発音している)ことが判明し、こっそり修正しとります。
その1579
大卒のふりしたチンパンジーでジェット・テストパイロットとさえ言えなかった(つまり、まるで条件を満たしていない)カーペンターが選ばれた裏には(原作では単に「選考上の偶然の僥倖」 He was here only through a fluke of the selection process. などとされてるが)どうも レネ Rene(リーン)の筋からの(詳細不明の)後押しがあったとか(なかったとか定かではない)とも聞く。
レネは(マーキュリーの奥方連のなかでは)一際目を引くプラチナブロンドで「ライトスタッフ」でもセンターに据えられたライフ誌の撮影シーンがあるとおり、原作いわく「中央にルネ・カーペンターの顔があった―編集者たちは彼女が一番の美人だとみなしたからにきまっている」 (Rene Carpenter's face in the middle—no doubt because the editors regarded her as prettiest.)
そんなふうだった写真撮影シーン、The Astronaut Wives Club(At the Langley Research Center, the wives the Project Mercury astronauts are shown a mock up of a Mercury flight capsule, Hampton, Virgina, 1959.)ではリーン・カーペンターが(わざとらしくも)一人遅れて来て―
Rene :Looks like I'm fashionably late.
Louise : The memo said a pastel shirtwaist dress.
Rene :Oh, well, they're NASA, not Christian Dior.
他の皆は(指示どおり)パッとしない服にしてるのに一人目立って花柄のワンピース(a floral frock)―NASA の連中はディオールじゃないのよ(知ったことか)とばかりにアピールする。
ちなみに(と言っても、よく知られた話だが)このプラチナ・ブロンドの奥方はケネディの大のお気に入りだった(Scott Carpenter – even though JFK privately admitted he had the hots for his wife Rene.)
その実際(The real Astronauts Wives Club)の写真のままを(TV ゆえ目に映えるけども)再現していて、ルイーズ、アニー、ベティ、トゥルーディ、ジョー、マージの 6 人は襟元までボタンを留めた単色で控えめな(PTA か何かの寄り合いみたいな)雰囲気(a pastel shirtwaist dress)に対し、リーンときたら鮮やかな赤い(殆どボディコン風)イケイケ・スタイル―まあ、これは実際の写真どおりだから、ご本人も否定はしまい。
が、Rene Carpenter(at 87)が The Astronaut Wives Club を見た(she has seen a few episodes of the ABC series)感想は―
"Every segment of the show is fiction ! Every segment !"
例えば―
"Rene. Rhymes with peachy keen."
と自己紹介するセリフなんぞは完全に作ってるんでしょう―ギャグにしても peachy keen は鼻に突くと言うか、面白くないようでありますね、ご本人は。