独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その2982
 
こんな話からも分かるように、本来(本質的に)チャック・イェーガー(の全体像)を語る上では ARPSAerospace Research Pilot School)を抜きにすることは絶対できないが、「ライトスタッフ」においては ARPS でのエピソードであるはずの NF-104 奇跡の生還シーンですら何ら(それらしいことは)示されない。
 
むろん、それが正しい脚色であって、だからこそ「ライトスタッフ」は名作なのだけれど、およそ ARPS を(わずかにでも)知るならば「ライトスタッフ」で描かれる(正しく脚色された)イェーガーを宇宙飛行士になりたかったのに(学歴がないので)なれなかった(残念でした、チャンチャン♪)なんていうふうに見るのは無理があるんじゃないすかねぇ―そんな(単純に)ちっちゃく描いてないでしょ、あくまで(the commandant of ARPS ではなく)一介のテストパイロット(の矜持、即ち ライトスタッフ)としてのイェーガーの微妙な心情は。
 
関連レス―
 
その1046
 
ボブ・クリッペンは(海軍のくせして)イェーガーとこの ARPS に入り、卒業後も居残ってインストラクター、更に空軍の MOL USAF Manned Orbiting Laboratory Program)メンバーを経て、NASA の宇宙飛行士となった。 STS-1 が初フライト、STS-7STS-41CSTS-41G CDR
 
イェーガー校長が ARPS から厳選した MOL パイロットは(結局 プログラムはキャンセルされ)そのうち何人か(他に Karol J. BobkoC. Gordon FullertonHenry HartsfieldRobert F. OvermyerDonald H. PetersonRichard H. Truly)がシャトル・ミッションで飛んでいる。
 
ライトスタッフ」によるイェーガーの一般的イメージ(宇宙飛行士になれないまま、時代に取り残された孤高のテストパイロットとして描かれるイェーガー像)は、この ARPS Aerospace Research Pilot School)を完全に度外視しているという点で、かなり実態とギャップがある(少なくともイェーガーの実像を矮小化している)―だいたい、あのイェーガーが(自身が NASA の宇宙飛行士になれなかったといって、宇宙開発に何の口出しもせず)おとなしく引っ込んでるわけがない。