【誰にともなしに、独り言レス―その2951】
わたしはアポロ11 は「人類史上、最も危険なミッション」ではないと主張したいのではなくて、「いや、(狙いは)そこじゃないから」のはずの「ファースト・マン」に無理筋の煽りなんぞ「あ、それ要らないから」と言いたいのである。
「ファースト・マン」のテーマが(月着陸ミッションそのものではなく)あの形見のブレスレットの大胆な創作シーン(←あれは全くの願望的想像、一般に妄想と呼ばれるやつでしょう)に象徴されるものにあるのだとしたら、別にアポロ11 が「人類史上、最も危険なミッション」でなくたって構わないだろうし、それこそ(極論するなら)アームストロングがファースト・マンである必要さえないんじゃないの?
アポロ11 の月着陸ミッションはアームストロングを描く上での舞台装置に(圧倒的なまでにリアルであっても)すぎない―いみじくもアル・ウォーデンが >The movie is really a story about Neil Armstrong. It's not really a story about spaceflight. That's a small part of the movie, in my mind.(その2914 参照)と感じているように。
そういう作り(ノン・ノンフィクション?)の映画なんですね、「ファースト・マン」は。
で、あのブレスレット・シーン―わたしには、ふと「市民ケーン」が思い浮かんだ。
Civilian Neil は Citizen Kane だった…
なんてのは 100% 妄想と呼ばれるやつでありましょう。(←妄想にかけては人後に落ちない)