【誰にともなしに、独り言レス―その2906】
こう見えて、ミュージカルを知らないわけじゃないので、全くのパロディ映画として飽きることなく眺めていた―が、如何せん、とにかく暗い。
早い話が笑えないってことで、わたしにとっちゃ「笑える映画」(© tsubaki さん)ではないので、いまひとつオモろなかったのであります。
関連レス―
re : ミュージカル映画に「社会問題」を持ち込んでもいいと思いますか?
お初に、お邪魔させて下さい―失礼ながら tsubaki さん、なことは(>答えていただかなくても、結構です と仰てるように)もとより承知の上ではありましょうが、はっきり言って(問う意味がない、或いは質問に意味がない)愚問です。(よって、答えません)
が、わたしは(こう見えて)映画のベスト 3 (と言うより別格の 3 本)のひとつが「雨に唄えば」で、「ウエスト・サイド物語」は(主人公が話にならないのを除けば)別にどうという(むろん「社会問題」がどうとかなんて)否定的な感想はない(音楽、映像、振り付けには目を見張る)―ま、それでも「踊る大紐育」のほうが好きなのはもちろんですけど。
「雨に唄えば」
わたしの映画のベスト 3 (別格の 3 本)のひとつ―Singin' in the Rain
ご存じ、ジーン・ケリーが夜更けの雨の中(酔っ払ってるわけでもないのに)有頂天で歌い踊りまくる―(たぶん不審に思った)お巡りさんが現われるや、愛想笑いで取り繕って去って行くが、ヘタすりゃ逮捕されて家宅捜索なんてことになりかねんシーン、何しろ深夜("Good Morning" の後なので午前 2 時頃か)一人ずぶ濡れになって(気が触れたように)傘を振り回してるんだから。
ま、何事も巧く 笑顔でごまかさないといけません…
※ 次回から別格の 3 本シリーズ(その 2 「ライトスタッフ」、その 3 「?」)を連載させてもらう予定―わたし好みの映画は(今更に気付かされたことに)すべからく「笑える映画」なのだった。
新・いなかの映画館―続・消された記憶
>ところで映画の音は、「ファンタジア」でステレオとなっており、1950年代半ばのシネマスコープの発明で、“立体音響”があたりまえとなりました
フレッド・アステアが 「絹の靴下」(1957年)で Glorious Technicolor Breath-taking Cinemascope and Stereophonic sound~♪("Stereophonic Sound") と逆に皮肉って歌う(「笑える映画」ネタ向きの)シーンを思えば、そんな作り手側の姿勢からして >映画館は“ステレオにしたら客が増えるのか?”と設備導入に消極的だった 一因(下地)と言うか、相通じるものがあったんでしょうかね?
>今 3D映画に客が列を作っているのを見て、不思議な気分になります
ずいぶん前に(ガラガラの)映画館で立体映画を見たことがあって、「空飛ぶ十字剣」 という(ある意味オモロイけども、アホらしくも品位に欠けるゆえ「笑える映画」には推せない)ゲテモノ系でした―この記憶も消し去りたい…
新・いなかの映画館―サウンドの資質
「ライトスタッフ」について―
>最近はデジタル・サラウンドに慣れてしまったせいか、音響効果がイマイチに思えました
と(某ライトスタッフ・トピで)仰ってましたけど、あれは劇場(設備)のせいよりも、やはり元々の音質レベルなんでしょうか―わたしは映像に関しては(あまり眼がよくないこともあり)どちらかと言うと寛容なんですが、わずかにも残念な音を聞かされると(一々気にしてちゃ、つまらないと思いつつも)やはり若干なりとも気にはなる。(←いざ「ライトスタッフ」を映画館で見たら、音響が期待はずれだったなどというネガ・キャンじゃ決してなく、あくまで些細な個人的趣味・嗜好にすぎない)
ところで「山手線」トピで、お題「印象に残った呼び名」に反射的に浮かんでいたことが(まさに、そのまま)投稿されてるのを見て、一瞬「ありゃ、いつレスしたっけ?」と思ったほど、妙に嬉しいやら(なぜか)恥ずかしいやら、とにかく(「笑える映画」にも推したい)笑えるシーン( "Gus? An astronaut named Gus… What's your middle name?" "Ivan." )でしたね。
>ちょっと、邪魔しに
このまま晒されてたら何だか体裁悪いので削除しょうかいなと思った矢先に、またしてもtsubaki さんの逆サイバー・テロ―嬉しいやら、恥ずかしいやら、こういったところに信頼と愛が生じる。(のか?)
苦し紛れに、こちらのトピに(少しでも)見合ったネタをひとつ―
「ライトスタッフ」のなかで(映画ではなく)記録フィルム(archive footage)を使ってるシーンが所々にあって、例えばアラン・シェパードがロケット(フリーダム7)に乗り込まんとする場面に巧く合成されてます。(本物のガス・グリソムが映る)
「ライトスタッフ」って、ほんとは「笑える映画」なんですよ―あ、やっぱりトピずれになった…
新・いなかの映画館―舞踏への勧誘
ジーン・ケリーに Invitation to the Dance 「舞踏への招待(勧誘)」があって(キャロル・ヘイニーをモデルにした)シェラザードと踊るシーンは(アニメ相手だけに)まさに面目躍如だが、生のヴェラ・エレンと(ベンチャーズでお馴染みの)「十番街の殺人 "Slaughter on Tenth Avenue"」を踊る映画(Words and Music)もありますね。
こんなことを(徒然なるままに)連想したのは、やっと 「モンク」 の最終回を見たからで、ラストシーン、ついにモンク(トニー・シャルーブ)が精神的に立ち直ったのを普通に映画を見に行く気になっていることで表していた―
モンク : 映画を見に行く
ナタリー: 映画を見に行くの?
モンク : そう
ナタリー: モンクが映画を見に行く…
モンク : なぜ泣いてるの そんなに変?
ナタリー: 全然 変じゃない だから泣いてるの
モンクが見に行く映画は 「10 番シアターでやってる何か」で「10 番ね いいじゃない いかにもモンクらしくて」 とナタリーは涙ながらに喜ぶ。
いいエンディングじゃないですか…
「ブロードウェイのバークレー夫妻」
「パート 2 」の白眉でしょう、これ―テープ擦り切れるほど繰り返し見ましたよ。
アステア & ロジャース の(裏話は ピーさんにお願いして)息の合った至芸(ダンス)ばかりはジーン・ケリーには手も足も(もちろん 蹴りも)出ませんね。
アステアのパートナーとしてはジンジャー以外に考えられないです―裏話は ピーさんにお願いするとして。
re : ジンジャー・ロジャース
ハッキリ言って、わたしは女子供なんぞ別に何の興味もないが、ジンジャー・ロジャースのダンス(そのライン)の瞠目的麗しさを目の当たりにしては、黙って引きこもってるわけにはいかない。
ピーさんが(要望したとおり)洗いざらい余すところなく―つまりは、つけ入る隙なく完璧な解説をされているので―
>RKO 時代のアステア=ロジャースは本当に素晴らしいのですが、新しい分野を切り開こうとする意欲に満ちあふれていて僕などは観ていて少し力が入ってしまう場合もあります。黄金時代の MGM ミュージカルで再共演した「バークレー夫妻」では、二人が気負いなく、ただ最高の踊りを楽しんで踊る様子が何とも言えません。