独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その2896
 
関連レス―
 
その1360
 
7 -1
 
アームストロングは当然(まさにイェーガーと対称的な配置で)しんがり―ま、おまけ(一般向け)の看板ですね。
 
その844
 
参考 3
 
アームストロングが(何を思ってか)X-15 をアポロに鞍替えし、そういった星の下と言うより月(ツキ)の下に生れてたようで(つまり偶々スレイトン式のローテーションで)最初の月着陸を果たしたのは、見ようによってはホットドッグと(カウフマンが "That's the right stuff." と言ってる意味合いからも)重なり合う部分があるやもしれない。
 
そのアームストロングとは違って、月着陸研究機 Lunar LandingResearch Vehicle LLRV)の最初のテストパイロットだったウォーカーはアポロ計画の裏方のままだったと言えようか―貢献度は大ですけど。
 
実際、アームストロングは月着陸の成功は LLRV でのシミュレーションなしにはありえなかったろう( the mission would not have been successful without the type of simulation that resulted from the LLRV's )と申しておりますしね。
 
ウォーカーという人は、その(F-104 XB-70 チェイスしていて空中衝突した)最期からし 妙にドラマチックゆえ(さして脚色する必要もないはずの)「ジョー・ウォーカー物語」をとっくり見てみたいものだが…
 
 
その1361
 
7 -2
 
イェーガーの音速突破のニュースを知って(当時まだ十代だった)アームストロングは生まれてくるのが遅かったとがっかりしたそうで、それでも月面に最初の一歩を記すという(この上ない)タイムリーなツキの下に生まれたには違いない。
 
いささか純正ライトスタッフ・ファン諸兄には意外かもしれないが、晴れて音速突破が公表されたからといってイェーガーの名前が一般に(あまねく)知れ渡ったわけでは全然なく、クイズ番組 "What's My Line"1964)(「私は誰でしょう?」的にゲストが誰かを当てる―YouTube で見れる)ではパネラーは(俳優や歌手がゲストの時は目隠しをし、ゲストも声を変えて受け答えをするのに)顔も声も晒して C. E. Yeager と名乗っている(黒板にサインする)にも拘らず、最後までイェーガーが何者か見当も付かないのである―結局 Col. "Chuck" Yeager, USAF first pilot to break the soundbarrier  Commandant of space pilot school と紹介(くどくど説明)されていた。
 
よって(おまけで悪いけども)一般向け(「ライトスタッフ」は決して一般向けではないんですよ、諸兄)の看板としてアームストロングを使わざるを得ないって話です。
 
 
その1362
 
7 -3
 
アームストロングは X-15 7回飛んでますが、アポロ宇宙船(や X-20)で使われる自動制御システムのテストなどをしてたようです―それ以前のは大気圏内限定タイプで、新システムは宇宙でも OK ってやつですね。
 
そんなことを考えると、宇宙開発の裏方みたいな感じだった X-15 のプロジェクトから(1962年に)宇宙飛行士二期生(New Nine)という表舞台に転向した(つまり、寝返った?)アームストロングの内奥と言うか、本音はどんなものだったのか―なんて視点からも(アームストロングを描くにあたっては)X-15 のシーンは外せんでしょう。
 
そのためにも、エドワーズで宇宙飛行士養成学校みたいなとこ(Aerospace Research Pilots School)の校長先生だったイェーガーとのエピソードは絶対不可欠だと、純正ライトスタッフ・ファンとしては主張したいわけです。
 
(もっとも、イェーガーを登場させたはいいが、誰が演じるにしても必ずや「ライトスタッフ」におけるサム・シェパードの鮮烈なイメージを壊すに違いないから、まあ痛し痒しではありましょうけど…)
 
 
蛇足になりますが、以前 「スコット・クロスフィールドの security clearance について」のなかで、X-15 の延長線上にスペースシャトルがあるということを申しました。
 
この考えをもっと詳しく言うと、X-15 を更に(翼のあるスペースクラフトとして)先鋭化した X-20 ダイナソア(Dyna-Soar)のコンセプトこそが、まさにスペースシャトルに他ならないんですね。X-20 13 くらいの大きさしかないことを除いてスペースシャトルにそっくりだとイェーガーも言ってるし)
 
早くから空軍が推進していた X-20 1963年に計画段階で頓挫してしまったのは(ごく大雑把にして単なる思い付きみたいな言い方をするなら)要するに、それじゃ月には行けないからということじゃないんでしょうか―アポロ計画が最優先された煽りを喰ったとでも言うか。
 
そこには、アームストロングが(一般にジョン・グレンに刺激されてと言われる)裏の X-15 から表のスーペース・ミッションに鞍替えした理由に低通するものがあるような気がするんですが…