独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3439】

 

アームストロングの依頼(嘆願)を受けてジョー・ウォーカーはネリスに(唯一人、たまたま手すきだった運の悪い)X-15 仲間のミルト・トンプソン Milton O. Thompson(NASA research pilot)を迎えに遣る。

 

あいにく二人乗りは the two-seat F-104 B しかなく、それでも F-104 A だけは何度か経験していたトンプソンを(A も B もさして違わないからと)テキトーに言いくるめて行かせたはいいが(やはり A とは勝手が大違いで―There was a big difference in the way this aircraft handled compared to the A models that I had been flying.  本人談  “At the Edge of Space”)案の定、トンプソンはネリスの滑走路に F-104 B を(いわば)きっちりと横付けできず(I soon realized that I was not going to be able to crank it around tight enough to line up with the runway for a landing)もたもた仕切り直し(go-around)してる内に(聞いてないよ~の)強風(The strong crosswind, which was not reported by the tower)で横に流されていて(←言い訳?)それでも敢然と強制着陸した弾みに車輪がパンクし(the left main tire blew.)立ち往生―やっと使えるように整備したばかりの滑走路に無残にも破裂したタイヤが散乱してしまい、再び閉鎖することに。(close down the runway to clean up the debris from my blown tire.)

 

あちゃ~ (スラプスティックすぎてウソみたいでしょ、既に)

 

今度はトンプソンがジョー・ウォーカーに悲報連絡し(怒り狂う上役を何とか宥めて)善後策を講じてもらい、F-104 B のパンク修理するメカニックを差し向けられそうになかったので(?)、新たに(同じく X-15 仲間の)ビル・デイナ Bill H. Dana(NASA research pilot)の T-33(two-seat)が馳せ参じてくれたはいいが、アームストロングとトンプソンが出迎えると、上々のアプローチで降りてきた T-33 は(気合が入りすぎたか)明らかに減速不足で滑走路をオーバーラン必至(アレスティング・フック使えよ、みたいな)―

 

あちゃ~ (お約束の展開すぎてウソみたいでしょ、少しも盛ってないのに)

 

その信じられない光景を見ていたアームストロングに頭を抱えさせ、トンプソンを呆然と立ち尽くさせた T-33 は、どうにかこうにか滑走路の終点ぎりぎり、すんでのところ(脱輪寸前?)で停止(後にレッカー移動?したとか)―ネリスの管制に入ったビル・デイナは(とりあえず)アームストロングを自分が連れ帰り、トンプソンは NASA から更に別機(another airplane)が迎えに来る手筈だと段取りを告げる。

 

対するネリス空軍基地の(懇願にも似た)断乎たる公式見解は(髪の毛をかきむしらんばかりに)―

 

“Please don’t send another NASA airplane!”

 

 

―てな呪われた(笑える)話なのでありました、とさ。

 

(Nellis の呪いか、Neil の呪いか、はたまた NASA の呪いなのか…)