独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3438】

 

F-104 ネリス事件 笑えるネリス(Nellis  むしろ Neil ?)の呪い―

 

アームストロングは(あの愛嬌のあるイルカ顔だから)ミスをごまかしたり絶対しそうにないキャラだけれど(凡フライを落球したヘタな外野手みたいな)決まり文句的な言い訳をしてはいる―眩しくて見えなかった的な。(“I was looking into the sun and the glare was very difficult.”)

 

事の発端は、アームストロングが例によって X-15 用に使える状態か調べるため Delamar Dry Lake に F-104(たとえ命令でも二度とイェーガーを後ろに乗せてやるもんかと誓ってるので? two-seater ではないです、もちろん)で飛び、X-15 でやるように(just like the X-15)タッチダウンのシミュレート(F-104 の無動力不時着 dead-stick landing)してみようとしたところ、高度の目測(降下率の判断)を狂わせ(Delamar は地面に何もマーキングされてない)ギアダウンが不完全で(半開きの)車輪が引っ込み(“the main cause was my misjudging in that glare situation resulting in an advertent touchdown prior to the gear fully extending.”)、一瞬の touch-and-go のつもりがハードランディング(調子乗ってプールに飛び込んで強か腹を打ったみたい)になって、油圧(hydraulic pressure)が液漏れでバカ(deactivating)になる―これが(悪夢の誘い水とでも言うか)緊急着陸アレスティング・フック(emergency arresting hook)を release して(外して)いたことに不覚にもアームストロングは思いが至らなかった。

 

エドワーズに戻るには燃料が足りず、アームストロングの F-104 は急遽(より近い)ネリスに向かう―テールフックが下がってるとは夢にも思わぬまま。(I didn’t even think about the hook being down.)

 

無線アンテナもやられていて(ずっと音信不通でレーダーからも消えたアームストロングにエドワーズでは最悪のケースを案じていた)、no-radio approach のサインで翼を振りつつアームストロングがネリスの滑走路に降りたとたん、まさか(マジか)の錨鎖(ship’s anchor chain)のアレスティング・ワイヤーに(身に覚えがないのに)ガッつり拘束され引きずり回す羽目に―さすがは海軍エイヴィエイター(naval aviator)、飛行甲板への着艦は(そんなつもりじゃなくても)手慣れたもんで。(←ホントは何がどうしてどうなったのか事態を認識できていなかったらしいけど―I couldn’t see exactly what my situation was.)

 

文字どおり降って湧いた狼藉者の(常軌を逸した不時着パフォーマンス abnormal manner の)おかげで、わやくちゃになった滑走路の後始末やら急場しのぎ的なワイヤーの取り替えやら、当然 もう勘弁してくれよ~てな惨状のネリス空軍基地であったが、それはまだネリスの呪いの序章にすぎなかった…