【誰にともなしに、独り言レス―その3342】
イェーガーによると―
I watched him kill himself flying an F-86 H.
とマッコーネルが F-86 H のテストするのに付き合ってやった(I was chasing him on his check-out flight.)そうで、墜落死は事前の忠告を無視した結果(の kill himself)だったらしい。
マッコーネルは朝鮮で F-86(E、F)を飛ばし MiG-15 を撃ち落しまくったが、新型(最終型)F-86 H のチェックを望んでエドワーズに呼ばれる。
テスト前に何より高度 4~500フィート以下でのエンジントラブルの際は(不時着 deadstick なんて考えずに)即刻 ベイルアウトするようにブリーフィングされていた。
果してマッコーネルの F-86 H は 4~500フィートでトラブル、指示に反し昇降舵トリムタブ(elevator trim)でコントロールし(ベイルアウトして機を失わずに)エドワーズに戻ろうとする―
M:I'm going to deadstick it in.
Y:You can not deadstick it in, bail out.
M:I can.
結局、やはりイェーガーが正しいと悟ってマッコーネルは(イェーガーによれば地上 100 フィートで)射出したのだけれど、もはや手遅れ—あえなく砂漠(lakebed)に農場を買った…(イェーガーは事故調査では墜落を避けるためより高い高度で飛んでいる)
何となく「ライトスタッフ」の WK 28 シーン(その3171参照)を彷彿させるし、わたしにはイェーガーとアームストロングの T-33 泥沼事件(その2890参照)が思い浮かびます。