独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3277】

 

その1790~1792

 

出発(元にタイムスリップ)する前日、レッドバロンとイェーガーは馬で狩りに行く。

 

ライトスタッフ」ではカウボーイ然としたイェーガーが落馬して肋を折るが、The Rot  Stuff ではレッドバロンが同じ目に。

 

映画 The Red Baron(2008 ドイツ)の冒頭は少年レッドバロンの鹿狩りシーンで、The Rot  Stuff におけるハンターとしてのレッドバロンとイェーガーの描写も爽快かつ愉快でありましょう。

 

何度か書いたように、イェーガー Yeager は(ドイツ姓の)Jäger であって、hunter の意―インタビュー(Interviewed by Jack Houvouras)に答えて、狩りにはドイツの森が(よく保存されていて) the best place だそうです。

 

The hunting in Germany is the same today as it was 1,000 years ago. Everything there is protected and controlled; they manage their forests and their game really well. The traditions haven't changed.(イェーガー談)

 

 Do you still hunt? と訊かれ―

 

Yes. But I'm a meat hunter, not a trophy hunter. I don't collect horns or shoot big game or anything like that. It's like back home in West Virginia, when I was kid, we'd shoot squirrels and rabbits, but it was for the table.

 

 実際、イェーガー少年は夜明け前に起きて家族の食事のために狩りに出かけていた(獲物がなけりゃ、釣り)―学校に遅刻して "I was hunting this morning and I just lost track of the time." と(正直に)言い訳していたとか。

 

朝の授業より食べる物のほうが大事という境遇で、遅刻を気にしてなんかいられなかったんですね。

 

同じ狩り(hunt―Jagd)でも貴族趣味的なレッドバロンとの意識のギャップ(コントラスト)が笑いのネタに使えるでしょう。

 

 

その1798~1799

 

レッドバロンを(元の 1917年に)タイムスリップさせるのは―

 

Co: で、リフトオフはいつやる?

 

B : いい加減なエメット方式じゃ不確定だから―

 

G : だから?

 

B : 慎重に計算、厳密には逆算して割り出した―10月14日、この日しかない

 

C : あら、音速突破記念日―ねらったの?

 

B : いや、もちろん偶然だ―音の壁(sound barrier)じゃなく時の壁(time barrier)を突き抜ける

 

C : Punch a hole in the Time ってとこね

 

R : Mach ein Loch in die Zeit…

 

C : あいにくマッハ(Mach)じゃないのよ、今回は

 

 

レッドバロンはリフトオフ(タイムスリップ決行日)の前日、つまり 10月13日に(イェーガーと狩りに行き)落馬して肋を骨折する。

 

これは(言うまでもなく)イェーガーが「ライトスタッフ」で X-1 の超音速フライトの前日、つまり 10月13日に(グレニスと追っかけっこして)落馬して肋を骨折するシーンのパロディ。

 

しかし、実際のイェーガー落馬事件は前々々日の土曜の夜―

 

(ただし、原作は―

 

「十月一二日の日曜の夕方」 October 14 was a Tuesday. On Sunday evening, October 12, Chuck Yeager dropped in at Pancho's, along with his wife. 

 

としてはいる)(その3125~3126参照)