【誰にともなしに、独り言レス―その3278】
その1807
1964年10月14日 エドワーズ―
レッドバロン、イェーガー、コクラン、クーパー、グリソム、フォン・ブラウンらが揃う
G : 男爵、ヘマするなよ (Just be sure you don't screw the pooch.)
C : もうやっちゃったわ、ウマでヘマ―ちゃんと操縦できるのかしら?
B : たぶんロケットブースターの点火レバーが押せないだろう
Co: ろうそくに点火(light the candle)できなきゃタイムスリップできないな
Y : 心配ない―これをまた使えばいい
G : その棒切れを?
C : また使うって、まさか―
Y : ああ、リドリーの形見だ (その3025参照)
その1817~1818
いよいよ NF-Dr.Ⅰ の(もちろん「ライトスタッフ」NF-104 のパロディ)シーン、レッドバロンがイェーガーに声をかける―
R : Herr Jäger―
Y : Yeah?
R : Hast du Kaugummi?
Y : Beemans― I might have me a stick.
R : Gib ihn mir. Ich revanchiere mich.
Y : Fair enough.
R : Da steht ein Flugzeug für mich―mein Non-Fokker-Dr. I
Y : Now you're talking, Baron.
レッドバロンの "Da steht ein Flugzeug für mich." は「ライトスタッフ」におけるイェーガーの決めゼリフ―
"Think I see a plane over here with my name on it." (「おれの飛行機が待っている」)
の訳で、このままが映画 Der Stoff, aus dem die Helden sind(The Right Stuff)のドイツ語字幕なのかどうかは未確認だけれど、たとえ字幕にしても簡潔すぎて全くアイソなしですね。
原文の with my name on it を単に für mich(=for me)としか言い換えてないのが余りに(訳したことにならないくらいに)弱い。
日本語字幕の「おれの飛行機が待っている」は(わたしの趣味とは違うが)「待っている」に with my name on it のニュアンスを感じさせ(わたしの趣味とは違うが)いい訳だと思う。
註)
have someone's name on it=be destined (particularly suited for a particular person)
(その3108~3109参照)