【誰にともなしに、独り言レス―その3294】
"a natural-born stick-and-rudder man"
stick は操縦桿(control stick)で rudder は方向舵のことで、生れながらの正しい腕次第主義的資質のヒコーキ野郎(ライトスタッフ)を意味する。
原作「ザ・ライト・スタッフ」ではイェーガーを―
He's a natural-born stick 'n' rudder man.(彼こそ生まれついてのパイロットだ)
とし、映画「ライトスタッフ」の連絡官も(That guy in the corner. を指して)そう説明する。(その3065参照)
映画はゴードン・クーパーが "the greatest pilot anyone had ever seen" となって完結するが、原作では クーパーも "a natural-born stick-and-rudder man" であり(その3176参照)、イェーガーⅡ世 "second-generation Yeager " として示される。(その3022~3023参照)
つまり、イェーガー~クーパーのライトスタッフの系譜(その3216参照)とは "a natural-born stick-and-rudder man" の系譜とも言いうるのであって、その構図(図式)は更に ベルケ~レッドバロン~イェーガー~クーパー(0 系の源流から次世代型ライトスタッフ)に至る腕次第主義的資質の継承に敷衍し展開される―それが The Rot Stuff のテーマ(本筋)であると、わたしは独り妄想するわけであります。