【誰にともなしに、独り言レス―その3356】
>金持ちの道楽 かどうかはともかく、宇宙へ(物見遊山?)に行った(ISS 滞在)某民間人にケチをつけるに当たって、事もあろうに「ライトスタッフ」を持ち出し―
>本当にそういう資質を持っている人でしか成し得なかった偉業っていう、そういう映画なんで
と TV コメンテータが宣ったらしいが、全然 100% そういう映画じゃねーし。
>まあ、時代が変わったなあと
ってのも、何を今更のマヌケな感想ですね。
ライトスタッフの時代 関連レス―その 3099 再掲
カウフマンが(真意ではグリソム・サイドに立っていようと、いまいと)「ライトスタッフ」で screw the pooch する(Squirming Hatch Blower としての)ガス・グリソムを(フェイクを承知で)描くのは映画の構成からするなら必然の展開で、そうしなければカウフマンの「ライトスタッフ」は成立しない―この理解はカウフマンの純正ライトスタッフ・ファンなりすまし疑惑を払拭する。(にしても、酷い描き方をしていることに変わりはないけども)
そのグリソムをイェーガーが Old Gus, he did all right. と庇い認めるシーン(その3018参照)のスクリプトは(カットされてるが)イェーガーが去り続いて連絡官のセリフがあって―
As Yeager walks off
LIASON MAN
But I thought we… (Confused by Yeager, then with a certain bitterness). You know, it looks to me like the era of the fly boys -- the stick n rudder pilots-is just about over. You know what I’d do if I were a hot, young fighter jock right now ?... I’d apply for astronaut.
Ridley and the others pretend not to hear as they watch t.v. (Possibly NEWSREEL).
連絡官は自分が a hot young fighter jock なら astronaut に志願するという表現で、もはや(イェーガー流の)ライトスタッフの時代ではないと言ってるのである。
ではあるが、イェーガーのライトスタッフは次世代型のクーパーに継承され、裏の系譜 screw the pooch が先行してグリソムに担わされる。(その3021参照)
この構図こそ、間違いなくカウフマン自身を純正ライトスタッフ・ファン認証せしめる100% 正しい資質だと思う。