【誰にともなしに、独り言レス―その3111】
その1392~1393
なぜ 「ライトスタッフ」 は F-104 なのかと言うと、もちろん 実際の NF-104 が使えるものならカウフマンはそれで撮ったに決まってるけれど、映画を見りゃ分るように他ならぬイェーガーが使えなくしちゃったんですね―あの一機のみならず、プログラム全体を潰しちゃった、とすら。(その3039参照)
てなわけで、やむなく カウフマンは F-104 (西ドイツ空軍の F-104G)を調達して代用せざるをえなかった。
けども、却って(純正ライトスタッフ・ファンにとっちゃ)そのほうがよかったんじゃ―銀ピカのイェーガーと銀ピカの F-104、もはや人機一体の眩いまでにスタイリッシュなカッチョいい作り(脚色)に 自ずと、つまり 構成上(パラダイムとして) 論理的・必然的にそうなったのだろうから。 (だからこその 「ライトスタッフは名作です」 なのでありますよ、諸兄)
わたしは確信するが、イェーガーの NF-104 は(映画のように)もし仮にリドリーが生きていたなら―
I say he screwed the pooch. Plain and simple.
と言うに違いない。
「ライトスタッフ」の構成上、イェーガーは NF-104 で screw the pooch しなければならない(と、わたしは考える)のだけれど、もともと事実上の screw the pooch との指摘(指弾)がある。
大雑把に言うと a standard F-104 と N(on standard) F-104 とでは天と地(空と宇宙)ほども話(の領域)が違うのであり、いかにイェーガーといえども―いや、筋金入りのテストパイロット(真のライトスタッフ)たるイェーガーであるからこその screw the pooch であって、これを略式化するなら―
F-104 = Yeager ⇒ Non F-104 = Non-Yeager
とでもなろうか。