独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3174】

 

実は初期スクリプトのテーマ(構成)上(グッドリンの処遇なんかよりも)重要だと思える改訂があって、CU: Glennis watching. とあるように、それを更に最終形態はグレニスを単独でクロースアップして編集されてるが、カウフマンの当初の狙い(コンセプト)は全く違って―

 

INT YEAGER’S BEDROOM

And in her small high-desert un-glamorous pre-fab house, Glamorous Glennis hears the plane taking off. She’s lying in bed listening and apprehensive, looking like the last woman we saw here. Not a lot of fun for her now.

 

と、グレニスは独り自宅のベッドで the B-29 takes off with the X-1 tuckes underneath を聞く。

 

これは明確に冒頭の黒服の牧師が WK 28 夫人を訪れるシーンのイメージであり、それは後にトゥルーディの悪夢としても繰り返し示される。(その3052 参照)

 

このラインは言うなれば(the astronaut wives club 以前の)テストパイロット・ワイヴズ・クラブ(the test pilot wives club)的パートで、「ライトスタッフ」の一つの柱(テーマ)に目論んでいたか。

 

けれども、やむなく(長くなりすぎるし)軌道修正・削除され(タイトにされ)たのでありましょう―純正ライトスタッフ・ファン諸兄向きじゃないかもしれないし(?)

 

逆に、エドワーズのグレニス・イェーガー、トゥルーディ・クーパー、ベティ・グリソム、マージ・スレイトン(空軍テストパイロット・ワイヴズ・クラブ)をこそメインに据えた(それでいて純正ライトスタッフ・ファン諸兄の意にも沿いうる)展開も最終形態(に散見される名残り的シーン)から再構築(妄想)することもできましょうね。