独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3141】

 

名作「ライトスタッフ」は当然 かたぶつ海兵(グレン)を定石どおり不動のセンターに据え、分かりやすく左(手前)に空軍アスホール・トリオ(グリソム クーパー スレイトン)、右に海軍チーム(カーペンター シェパード シラー)とグループ別に配置し、それにより隣同士のグリソムとクーパーが―

 

ク:I don't believe this. 大した男だぜ(よく言うぜ)

 

グ:But look at them out there. They're eating it up. 見ろよ 皆大喜びだ

 

などと会見中に私語を交わせるように脚色する。(実際はグリソムとクーパーがグレンを挟んで坐っていた)

 

この辺も原作にもとネタがあって―

 

But when it becomes the turn of the guy sitting on Gus's left, John Glenn, the only Marine in the group—it's hard to believe. This guy starts turning on the charm ! He has a regular little speech on the subject.(The Right Stuff)

 

ところが、ガスの左隣りにすわっていた唯一人の海兵隊ジョン・グレンの番になったとき、信じられないようなことが起った。この男は記者たちを魅了、、しはじめたのだ! こういう話題についてじつに申し分のない短いスピーチをやってのけたのだ。[中公文庫]

 

 

Jesus Christ—share it, brother. You can see the boys cutting glances from either end of the table up at this flying churchman Gus is sitting next to. They're seated in alphabetical order, with Scott Carpenter at one end and Deke Slayton at the other and Glenn in the middle.(ちぇ―いい加減にしてくれよ、兄貴。ガスの隣りにすわっているこの熱烈な飛行士信徒に、テーブルの両端から刺すような視線がちらちら向けられた。アルファベット順にすわっていたので、両端にはスコット・カーペンターとディーク・スレイトンがいて、グレンはちょうど真中になる。)

 

かかる文脈での in the middle を「ちょうど真中」というつもりでペンを滑らせた―とは、さすがにトム・ウルフでもありそうにない…(こともないか?)