【誰にともなしに、独り言レス―その3121】
ジョン・グレンの愛車は（indulge in Drinking & Driving & so forth の宇宙飛行士御用達のコルベットじゃなく、んなタイプじゃないし―But he wasn't the type.） NSU Prinz（2 気筒 583 cc）―
なのに、トム・ウルフは（例によってペンが滑ったか）勘違いして Peugeot と書いた。（←そりゃ、コロンボでしょ）
グレンはウルフに「今後は訂正するように」（Just for your future records, and reprint corrections later on, the car was a PRINZ, not a Peugeot.）と手紙で伝えている。
「ザ・ライト・スタッフ」[中公文庫] （中野圭二・加藤弘和）の訳は（初版のまま）「プジョー」―
週末には、古代の遺物のようなプジョー―全長約四フィートでおそらく四十馬力くらいしか出ない正真正銘の傷だらけおんぼろ車、アメリカの戦闘機パイロットの所有として合法的に登録されている車のなかでは最も哀れな、最も馬力のない自動車―に乗って忠実に妻のもとに帰った。
On the weekends he would faithfully make his way home to his wife, Annie, and the children in an ancient Prinz（Peugeot), a real beat-up junker that was about four feet long and had perhaps forty horsepower, the sorriest-looking and most underpowered automobile still legally registered to any fighter pilot in America.
※ 全長 約四フィート about four feet long も ？（いくら何でも小さすぎ）で、当然 プリンツは 3 m 以上（Length 3143 mm）ある―ペンが滑るんですよ、トム・ウルフは。
