独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3095
 
リバティベル異聞
 
さて、ある問題の解決策として問題を無意味化し、それを問うこと自体がアホらしくなる(いささか姑息にして卑怯とも言える)手があるが、まさにリバティベルのサイドハッチ問題が全く問題なんかじゃなくなる(それどころじゃなくなる)見解があって、それは―
 
そもそも、リバティベルは飛んでいない(the atmosphere flight of Grissom was a lie
 
という(とんでもない)説であります。
 
とんでもではあっても、それなりの物証があるにはある(むしろ、ない)と言うか、あるべき物がないという(それなりの)証拠があって、それは―
 
38 年後に海底から曳き上げられたリバティベルには耐熱シールドが付いてなかった(The really proof for the lied flights is the capsule found in 1999 without any heat protection shield.
 
という(なるほど奇妙な)事実
 
耐熱シールドのないカプセルが再突入して、なぜか無事スプラッシュダウンし、なぜかサイドハッチが吹っ飛んで、ついにはリカバリーできずに沈んだ… 
 
って、どういうこっちゃねん?
 
 
もしも、はなからリバティベルには耐熱シールドが付いてなかったとしたら、はなから大気圏再突入―宇宙飛行を意図されてなかったということには当然なる。
 
ま、常識的にはカプセルが沈み海底で耐熱シールドが消え失せただけと想像されようが、あいにくシールドそのものは(殊の外)強靭な素材のベリリウムでできていて(a beryllium heat-sink heat shield)、おいそれと海水で溶けて流れるなんてヤワな代物ではなく、しかも曳き上げられたリバティベルは意外にも殆ど浸蝕されて(腐食して)なくて全体の保存状態は頗る良好―なのに耐熱シールド部分だけが(きれいさっぱり)消滅するなんてことがあろうか?
 
もともと耐熱シールドは付いてなかったと考えるほうが(耐熱シールドがないという点に関しては)少なくとも無理はない。
 
であるなら、はなからリバティベルは宇宙飛行仕様になってなかった―つまり、リバティベルはホントは宇宙(高度 190 km)を飛んでいない
 
てな(アポロは月に行ってない説もビックリ仰天の)マジか?って話です。
 
 
1999 年、リバティベルを曳き上げた Curt Newport は―
 
the team followed the decomposed pieces of the capsule's heat shield up a hill. The trail of debris led them to the 7-foot titanium and aluminum capsule.propped upright on the ocean floor. It emerged out of the gloom as a dark shape; Newport thought at first it was airplane wreckage.
 
といったふうの説明をしているが、その模様を YouTubeDiscovery Channel)でチェックすると、どうしてそれがカプセルの耐熱シールドの破片だと特定できるのか―少なくとも、海底に点在する破片(らしきもの)をモニターで見ただけでは(その時点では)それが何か分かるはずはない。(それとも、後で調べたら耐熱シールドの破片だと分かったのか?)
 
リカバリー船上で曳き上げられたカプセルを触ってみて―
 
"My hand slipped off of the bottom part of Liberty Bell 7. I laid my body on the deck to see if any part of the heat shield was still attached. It was not. Damn."
 
と(意に反して)全く耐熱シールドは付いていなかったと(ちぐはぐな)証言をしているのにである。
 
参考
 
リバティベルの耐熱シールドはカプセル底部に付けられたベリリウムの円板で(The heat shield is a covering on the wide end of the cone that deflected the heat caused by friction when the capsule re-entered Earth's atmosphere. The Liberty Bell 7 was one of only two American spacecraft with a heat shield made from beryllium.)、スプラッシュダウンする際に下降して(When the main recovery parachute deployed at an altitude of 3048 m, the heat shield was released and dropped 1.2 m to deploy the landing skirt.)隔壁との間に装着されているエアバッグlandingbag)を展開させてやる仕組みになっている。(A skirt with holes is filled with air when the heatshield is dropped down just before impact. At impact, air is led out slowly through the holes and softening the landing) [ 参考:Capsule Systems - Capsule Structure – Angelfire ]
 
エアバッグのスペースを作るために外れるだけで、完全に脱落してしまうわけではない。
 
曳き上げられたリバティベルには耐熱シールドが付いていなかったという事実は―

◦ スプラッシュダウンした後に消失した

はなから付いてなかった
 
かのいずれかであるが、海底でベリリウムの耐熱シールドが消失しうる(と考えられる)科学・化学的プロセス―
 
ライトスタッフ」で描かれるように、リバティベルは吹っ飛んだサイドハッチから海水が流れ込んで沈んだのだから、まさか深海の水圧で潰れるなんてことはないけれど、そこで電気的な影響を少なからず被った(と考えられる)。
 
カプセルの素材はチタン、マグネシウム、ステンレス鋼、アルミ合金など、これらが一緒に塩水漬けになっていた―こりゃ、さながら電気(電池)作成キットかと。
 
つまり、海底のリバティベルは自家発電装置みたいなもので、この電解作用がカプセルをひどく自損しかねないところを、実際は全体の保存状態が頗る良好だったのは、まさに耐熱シールドのおかげ―
 
ベリリウムは優れた電気伝導度があって、耐熱シールドはアノード anode の役割と言うか、避雷針的に電気が全て流れ込む―そのせいで、耐熱シールドだけが(38 年の間に)すっかり消失してしまった…
 
てな(まるで見てたと言わんばかりの)尤もらしい話です。
 
 
まぁ… (アポロ疑惑を引き合いに出すまでもなく)リバティベルにしろフリーダム、フレンドシップ、オーロラ、シグマ、フェイス7―どのフライトにしろ、ホントは飛んでないんじゃないかと疑うことは常に可能ではあろうが、まぁ… つまらんですね、なことは。
 
それを言うなら、世界初の(と言われる)ガガーリン(ボストーク 1 号)なんざぁ論外なくらい(ウソ八百すぎて)認められんでしょ、あれこれ説明するのもアホらしいくらい。
 
それでも、だとしてもですよ、現実・現在のロシア(ソ連)の宇宙開発における確乎たるポジションは、その(ウソ八百すぎにしても)ガガーリンがあってこそ、その後のミッションの(ゆるぎない)歴史・蓄積があってこその(疑いようのない)結果であり成果―と、わたしは考える。
 
即ち、ウソ八百のガガーリンがあればこそ(我らが)Wakata Yui もある―これは疑いようのない事実(と、わたしは考える)。
 
であるなら、つまらんでしょ、ありゃホントは飛んでないとか何んとか―リバティベルにしろアポロにしろ、些細な問題ですよ、なことは
 
 
リバティベルの耐熱シールドは高度 190 km の飛行(再突入)を真実と前提するなら、その消失過程(理由)を示す必要があるけども、前述のアノード説が(誰も見ていたわけじゃないので 100 推測にすぎないにしろ)一つの了解可能な説明になってはいよう。
 
逆に耐熱シールドが付いてなかった一点のみをもって、リバティベルの宇宙飛行を fake だと断じるのも大胆にすぎる。
 
もともと耐熱シールドは付いてなかったと仮定すると、確かに fake だったことになるが、その場合もっと面倒な仮定―ミッションに関わった全員が嘘つきか(それに気づかぬ)ボンクラだという(およそ確率的にありえない)非現実的な想定を強いられる。
 
Discovery Channel  にはギュンター・ウェントとジム・ルイスが登場して 38 年ぶりのカプセルに目を見張る―二人は大噓つきなのか、とんでもないボンクラなのか?
 
アポロ疑惑について、わたしは言った―
 
「科学(技術)への信頼とは人(知)への信頼と同義である―by  sohkusa