独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3081
 
スクリプトでは X-1D558-Ⅱ、X-1AX-15 それぞれでパンチョのステーキ・ギャグが(「ライトスタッフ」方式で)繰り返される。
 
ここを(削らずに)ちゃんと使っていれば(そこを踏まえれば)、テキサススタイルのバーベキューパーティでクーパーがグリソムに―
 
We got it. Steak. All the trimmings. Just like Pancho's. Steak tastes about the same...only there's a lot more trimmings now, Gus.You know, it's funny. Here I am, I got $25,000 a year for a magazine contract...got a free house with all the furnishings, got me a Corvette...got a free lunch from one end of America to the other...and I ain't even been up there yet.
 
とこぼすシーンの意味合いが(より鮮明かつ自然に)了解できるだろう。
 
かように元々のスクリプトは基本的に解りやすい(筋の通った)ストーリー展開になってるのだけれど、これは(そのまま使うと)基本的に「ライトスタッフ」の本筋(イェーガーからクーパーへのライトスタッフの継承―その 30223027 参照)とバッティングする。
 
X-15 の模型シーンはイェーガーとクロスフィールドらエドワーズのテストパイロット vs ヒューストンのマーキュリー宇宙飛行士という構図であって(それも部分的・付随的にありはするが)本筋としてのライトスタッフの系譜(イェーガー個人~クーパー個人)とは別の筋立てになってしまう。
 
これでは(単に長尺になりすぎるだけでなく)あれもこれもの(ごちゃごちゃした全体像の)話になるので、カウフマンは「これ、使えないから」と破棄してタイトな(あれで?)編集をした―と、わたしには思える。