独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3014
 
ヤングがシルバー教授に電話で報告―
 
教授、言ったとおり Buck Rogers たちは週末に間に合いました
 
これで君もムーンドライブできそうだな
 
たぶんデイヴ(スコット)がアポロ15 で、わたしはアポロ16―フレッド(ヘイズ)のアポロ19 までは微妙ですけど
 
君たちにはビッグな成果を期待してるよ とにかく、よかった
 
 
別の電話ではマッティングリーがイェーガーに連絡を取ろうとするも―
 
どこほっつき歩いてんだ、あの親父…
 
と愚痴る。
 
 
サモア近海にスプラッシュダウンしたアポロ13 リカバリー艦船(U.S.S Iwo Jima)に収容され、クルーは家族の出迎えるホノルルに(ヘリで)着く。
 
クーパーとトゥルーディ―
 
大統領と一緒に飛んできた(flying on Air Force One with President)んだって?
 
メアリー(ヘイズ)は大統領専用ベッドで休んでた―ずっと眠れてなかったから
 
そりゃニクソンも災難だ
 
すごく喜んでたわ―ご褒美をくれるって
 
勲章、パレード、ステーキに余禄たっぷり(Steak. All the trimmings.)―ミッションは失敗だったのにな…
 
戻ってこれたんだから失敗でも成功した(successful failure)ことになるのよ
 
やむをえないヘマ(a pooch that can't be screwed.)もあるか― トゥルーディ…
 
 
Who's the best pilot you ever saw
 
...
 
Who's the best pilot you ever saw? Huh
 
...
 
You're looking at him.
 
(にっこり笑って) I'm looking at Son of The Right
 
 
その声は不意に低空飛行するプロペラ機の音で聞き取れない―
 
 
両親に迎えられていたスワイガートが―
 
What kind of a plane is that
 
P-51 ムスタング―機首に "Glamorous Glennis" とある
 
メアリー(six months pregnant)を気遣うヘイズが―
 
It's Yeager Son of a bitch
 
頭上をかすめて上昇する P-51 に向かってクーパーが敬礼、イェーガーは翼を振って応え、碧空の彼方へ… 
 
 
END
 
 
(「ライトスタッフ」式に延々と続く エンドクレジット)
 
 
蛇足
 
「アポロ 13」のキーワード(テーマ)が "successful failure" だとするなら、「ライトスタッフ」の描くところは(むしろ "the right stuff" の対立概念としての)"screw the pooch" ではなかろうか。 (わたしの解釈では、「ライトスタッフ」においてイェーガーは NF-104 screw the pooch しなければならない)
 
それを "Son of The Right Stuff" のクーパーは(「ライトスタッフ」のイェーガーのセリフ) "sometimes you geta pooch that can't be screwed" と裏返した言い回しで(必然的に)継承する。
 
このイェーガーの(イェーガー自身が実際に言うはずのない)セリフに映画「ライトスタッフ」独自の(原作「ザ・ライト・スタッフ」と違った、或いは関係ない)視点が要約されている―と、わたしは思う。