【誰にともなしに、独り言レス―その3008】
アポロ13 がエンジン噴射の態勢に入る―Standing by for corridor control burn.
F : Give me a go/no-go for the manual burn―Guidance?
G : Guidance, go.
F : Control. Okay?
C : We're okay.
F : Telmu?
T : We're go, Flight.
アポロ13 噴射開始―Okay Houston…Ignition… thrust looks good…shutdown.
参考 1
go/no-go チェックは何も打ち上げ時に限らず随所で(何かやらかす度に)行われているが、「アポロ 13」では他にデータの(計算尺を使った)検算シーンで似たようなことがラニーによってなされていて、ラヴェルの依頼(I need a double check of the arithmetic.―交信記録では I want you to double check my arithmetic so far.)を受け―
Telmu : Looks good, Flight.
Control : All right.
Inco : Good here.
と管制の各セクションが口々にデータをチェックし―
F : Okay, we're go on those numbers.
と、ラニーがまとめる。
参考 2
従って「アポロ 13」の検算シーンで(クランツは退き)ラニーが管制に就いているのを(実際のとおり)正しく描かれてはいる―けれど(実際とは違って)あえてラニーの存在感を全くアピールさせない仕方で描かれる。
このラニーの視点からジェミニ12(ラヴェル、オルドリンの台頭)~アポロ 1 (グリソムの死)~アポロ 7 (シラーの反乱)~アポロ13(クーパーの失脚)~アポロ14(シェパードの復帰)~ASTP(スレイトンの飛行―ラニーは manager of the Apollo Soyuz Test Project)という展開を正しく描けば、さぞや興味深いものができるに違いない―"The Right Stuff Strikes Back" てなタイトルで。