独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3511】

 

元 North American の civilian test pilot で NASA astronaut になったのは(ご存じ)ジャック・スワイガート―急遽 ケン・マッティングリーと司令船パイロットを交代したアポロ 13("Houston, we've had a problem here.")で月をスイングバックして無事に帰還する。(その3324~3331参照)

 

映画「アポロ 13」のスワイガートが「ライトスタッフ」のガス・グリソムと重なり合うんですよねぇ、これが。(スワイガートはコロラド大の機械工学卒)

 

その意味(グリソム経由)でもウェルチはスワイガートとも(わたしの感覚では)繋がっております。

 

 

その3324  再掲―

 

アルカトラズからの脱出」(1979)(その2938参照)から好印象だったフレッド・ウォードは「レモ/第 1 の挑戦」(1985)なんて拾い物を映画館で見たし、「トレマーズ」(1990)も笑えていいねぇ―相棒がケヴィン・ベーコンですよ。

 

ガス・グリソムとジャック・スワイガート―そう見えてしまうのは、わたしだけかいな。

 

その1089

 

「アポロ 13」における嘘(見ようによっては大きな嘘)の一つにスワイガートの(役回り的にネガティブな)描き方がある。

 

その786で―

 

実際のジャック・スワイガートの人となりがどうだったにせよ、わたしは 「アポロ 13」 におけるスワイガートの描き方に(わずかながら) 「ライトスタッフ」 のガス・グリソムと共通するものを感じる―グリソムと同様に スワイガートも何か文句を言おうにも言えなかったので。 (←1982年12月、下院議員に就任する一週間前にガンで死亡)

 

 

その3328  再掲―

 

「アポロ 13」のラストに トム・ハンクスラヴェル)のナレーションがあって、ヘイズは予算削減のためアポロ18 がキャンセルされ二度と飛ばなかった(Fred Haise was going back to the Moon on Apollo 18, but his mission was canceled because of the budget cuts,he never flew in space again.)と語り(←アポロ 13 前にアポロ 20 が、アポロ 13 後にアポロ 18、19 がキャンセルされた―ヘイズの予定ミッションは実際はアポロ 18 ではなくアポロ 19)、続けて―

 

Nor did Jack Swigert. Who left the astronaut corps and was elected to Congress from the state of Colorado,but he died of cancer before he was able to take office.

 

と、スワイガートの死に触れる。

 

これは「ライトスタッフ」のラストのナレーション(リドリーの声)が―

 

The Mercury program was over. Four years later, astronaut Gus Grissom was killed, along with astronauts White and Chaffee, when fire swept through their Apollo capsule.

 

と、ガス・グリソムの死に触れていることと完全にオーバーラップしているように(わたしの目には)映るけれど、「ライトスタッフ」に心酔するロン・ハワード(その3223参照)が「アポロ 13」のスワイガートを「ライトスタッフ」のガス・グリソムに重ね合わせる仕方で(それを 100% 意図してではないとしても、少なくとも明確に意識してに違いない)演出したことの現れ―そして、実はライトスタッフ・ファンであることの(手の込んだ、それでいて遠慮がちな)告白のように(わたしの目には)映る。