独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3432】

 

それはともかく、この(結局 アイデア倒れみたいになった)X-15B が特に感じさせずにはいないが、X-15 は必然的に X-1 とマーキュリー宇宙船(カプセル)との間に配置されるべき必須アイテム(その2918参照)―ゆえに、イェーガー(やクロスフィールドらエドワーズのテストパイロット)~マーキュリー宇宙飛行士を一つの連続体として(すんなり)描くに持って来いの超便利グッズなわけで、当然カウフマンもスクリプトでは(原作に律儀に―安易にとも言えるか)ちゃっかり X-15(の小さな模型)を間にかましたストーリーにしていたものの、どうしたってマニアック(ごちゃごちゃ面倒くさい感じ)になりがちなんですよねぇ、この X-15 がどうしたって話は。(その3068~70、3080参照)

 

だからこそ逆に、あえてマニアックに X-15 の正しい姿、その全貌を(ちょっとでも)撮ってもらいたかったなぁ、カウフマンに―「ライトスタッフ」のノリ(マニア対応の構え?)でしか正しく撮れそうにないから。(←もろ NF-104 とバッティングしまくるんで無理は承知の上ですけど)

 

実際、アームストロングの小さな第一歩(one small step)が X-15 から始まることを反映してか、映画 “First Man” のオープニングは(わたしの指示にも従って?―その2889~90、2892参照)いきなり X-15(ひたすら暗~いコックピット内)の息詰まるシーン―ガチでリアルっぽい雰囲気は(まぁ)よしとして、なぜか(←とりあえず、です)わざわざ史実を前倒しさせ 1961 と表示される。

 

本当はアームストロングの X-15 (#3 -672)が(いわば)跳弾 ricochet して最長 flight duration 記録の cross-country flight(748.7 seconds 350 miles ground track)を達成したのは 1962年(April 20)のこと―うっかり(大気圏に)再突入しそこびって(reentry skip)遥かエドワーズ(モハベ砂漠)を飛び越した彼方(45 miles south―“overshoot to Pasadena”  大げさには Rose Bowl が見えるくらい遠く)から(こりゃヤベェと)U ターンし(むろんグライダー状態で)ぎりぎり引き返す羽目に。(←見事な?大きな飛躍 one giant leap を先に地球で披露してたわけで)