【誰にともなしに、独り言レス―その3374】
The Astronaut Wives Club のオデット・アナブル Odette Annable は（ドラマチックな soap opera に）ショーアップしたレディース・パイロットとしてのトゥルーディを見せつけるが―From the Earth to the Moon のサリー・フィールドは（あくまで "The Original Wives' Club" の監督なので―その2907、3175参照）ご愛敬にちょい役トゥルーディになってるだけ―「ライトスタッフ」の初代（本家）トゥルーディのパメラ・リードにはパイロット・ライセンスを持ってる素振りなど全然ない。
もともと原作（トム・ウルフ）が一言しか触れてないし（その3176参照）、そこ（パイロットとしてのトゥルーディ）にはカウフマンは全く食いつきません。
パメラ・リードのトゥルーディは専ら Astronaut（テストパイロット）の Wife としての正しい役回り（右・代表？）を担う。
そのカウフマンの意図はスクリプトに明確に示されていて、思い出してもらいたいが、冒頭 寝ている WK 28 夫人のもとへ黒服の死の使い（Friend of Widows and Orphans）が訪れる―
CUT TO: INT BEDROOM
A WOMAN: She sleeps. She’s young, pretty in a careworn way. She wakes suddenly, the way you wake in a horror film.
~
AND THE FRIEND OF WIDOWS AND ORPHANS COMING CLOSER AND CLOSER.
~
YOUNG WOMAN
(a whispered scream)
NO ! Go Away !
このシーンのイメージがトゥルーディ自身の悪夢となって繰り返し―
INT-COOPER BEDROOM – DAY
Trudy wakes in bed...(Just as wife in opening.)
Trudy lies back in bed. CLOSE on her SLEEPING FACE. Curtains blowing in the BG.
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DREAM MONTAGE: PLANE CRASHES from existing ftg. SOUNDS BUILD to wake her again.
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INT-COOPER’S HOUSE – DAY, TRUDY’S DREAM
She opens the front door. THE FRIEND OF WIDOWS AND ORPHANS is standing there with a sympathetic look on his face.
TRUDY
Go away.......
X-1 の導入部としての WK 28 の墜落死は（同時に、と言うよりむしろ）トゥルーディの悪夢（WK 28 ＝クーパー）の前振りの意味合いだったところ、結局その後の肝心な部分は使われず、それだけのシーンになってしまっている。（その3174、3052～3053参照）
本来（スクリプトどおり）なら、もっと出番があったはずなんですよ、パメラ・リードのトゥルーディは。
