【誰にともなしに、独り言レス―その3358】
これは原作(The Right Stuff Tom Wolfe)―
At 26,000 feet the B-29 went into a shallow dive, then pulled up and released Yeager and the X- 1 as if it were a bomb. Like a bomb it dropped and shot forward (at the speed of the mother ship) at the same time.
高度二万六千フィートで B 29 はわずかに機首をさげて降下し、それから機首を立てて上昇に移り、イエーガーの乗った X 1 を、まるで爆弾のように機体から放った。X 1 は爆弾のように機体から離れると同時に、B 29 とおなじスピードで前方に突進した。[中公文庫]
のクダリだろうが、カウフマンの確乎たる脳内イメージにはイェーガーの X-1(ロケット機)=クーパーのフェイス7(宇宙ロケット)があって―
イェーガーのライトスタッフ ⇒ 次世代型イェーガー即ちクーパー
という映画の基本的な構成を明示する脚色(カウントダウン)と申せましょう。(その3022参照)