【誰にともなしに、独り言レス―その3190】
わたしは「ライトスタッフ」のグレンとアニーの電話シーンには(何か違うんじゃね的な)あべこべ感があって、あれはグレンが内気で弱いアニーを励まし庇ってると言うより、むしろホントは強く逞しいアニーがグレンを気遣って(心配してやって)るのを裏焼き(逆に脚色)した図で、グレンのセリフ―
then that's it as far as I'm concerned (おれのほうは それで構わんぞ―原作訳)
辺りに、そんなニュアンスを感じるんですよ。
アニーがジョンソンを拒絶したのは偏頭痛で誰とも会いたくなかった(上に、既にいたライフ誌のウェインライトを邪魔者扱いされた)からで、そんな自身のことでグレンの立場を悪くし任務に支障をきたしたりしないか心配した、それゆえにグレンは―
If you don't want the Vice President or the TV networks or anybody else to come into the house, then that's it, as far as I'm concerned. (もし お前が副大統領だろうとテレビの人間だろうと、あるいは他の誰だろうと家のなかに入れたくなければ、おれのほうは それで構わんぞ)
と 100% の支持表明(I will back you up all the way, one hundred percent)をするのである。
グレンがアニーを庇ってるのではなく、あべこべにアニーがグレンを気遣ったシーンと見るのが正しい―と、わたしは感じております。
実際、グレンはアニーのほうが強い(ガッツがある)ことを―
I saw Annie's perseverance and strength through the years and it just made me admire her and love her even more. It takes guts to operate with a disability; I don't know if I would have had the courage to do all the things that Annie did so well. (Annie Glenn by John Glenn)
と 100% 喜んで認めてますから。