独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3185】

 

関連レス―

 

その 717~718 (2005/ 8/25)

 

If you don't want the Vice President or the TV networks or anybody else to come into the house, then that's it, as far as I'm concerned. They are not coming in, and I will back you all the way 100 percent on this. And you tell them that. I don't want Johnson or any of the rest of them to set as much as one toe inside our house.

 

ジョン・グレンがアニーを電話で励ます有名なシーンのセリフ。

 

原作訳―

 

もし お前が副大統領だろうとテレビの人間だろうと、あるいは他の誰だろうと家のなかに入れたくなければ、おれのほうは それで構わんぞ、誰も一歩も入れることはない―そして おれは百パーセントお前を支持する。 連中にそう言ってやれ。 ジョンソンだろうと誰だろうと、おれたちの家に足の指一本も踏み入れてもらいたくないからな! [中公文庫]

 

からして、ほぼ 原文通りのセリフだと推定できるでしょう。

 

[ So John puts in the call to Annie, and he tells her: "Look, if you don't want the Vice-President or the TV networks or anybody else to come into the house, then that's it as far as I'm concerned, they are not coming in—and I will back you up all the way, one hundred percent, and you tell them that. I don't want Johnson or any of the rest of them to put so much as one toe inside our house ! " (The Right Stuff)]

 

 字幕―

 

副大統領だろうとテレビ局だろうとイヤなら断れ 君の思いどおりにしろ ぼくが 100% 君の後ろについてる 相手が誰だろうと足の指 1 本入れさすな (レンタル)

 

副大統領だろうとテレビ局だろうと家には入れるな 彼らが家に入る権利はない 僕は 100% 君の味方だ そう言ってやれ 相手がだれだろうと うちの敷居はまたがすな (NHK

 

 原文(及び原作訳)と参照すると分かるように、NHK の訳は(レンタルに比して)やや弱い感じがするのは否めませんね。 (←何で「彼らが家に入る権利はない」なんて作ってるのか?)

 

 

その 470 (2004/ 9/23)

 

「2010年」のデビッド・ボーマン夫人(または未亡人)役のメアリー・ジョー・デシャネル(の普通の人っぽい、それなりの演技)を見ると、「ライトスタッフ」(前年)でのアニー・グレン役は(当り前のことながら)それらしく演技してるんだと判る―もともと実際のアニーに近い雰囲気があったにしても。

 

彼女は撮影のキャレブ・デシャネル夫人なんですが、そのコネだけで使われたわけじゃなく、酷い吃音でシャイな感じのアニーをそれらしく出せたからということか。

 

もっとも、当の(本物の)ジョン・グレンに言わせると、ジョンソンとの TV インタビューを拒否したアニーにグレンが電話で励ます(あの有名にして感動的な)シーンは、恐ろしく誇張されてる(hammed up horribly)そうではあるが。 (ま、映画ですから…)

 

 

その1168

 

そして「ライトスタッフ」ではアホのジョンソンが TV 局(ABC-TV、NBC-TV、CBS-TV)を引き連れてアニーに面会し慰める感動的場面を放送しようと企むが、ジョン・グレンの電話での励ましと、「アポロ 13」のマリリン・ラヴェルの TV 局を毅然と拒否するセリフ―

 

No, Henry. Those people don't put one piece of equipment on my lawn. If they have a problem with that, they can take it up with my husband. He'll be home... on Friday.

 

を重ね合わせるのは自然(必然的)な脚色と言えましょう。