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独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3133】

 

関連レス―

 

その 600 (2005/ 3/ 8)

 

NASAギルルース)が MA-6 と MA-7 のクルー(グレンとカーペンター)を発表した 1961年11月29日というのは、MA-5 のイーノスが見事地球を 2 周した日で、そのフライト後の記者会見(←むろん主役はアストロ・チンプ)の席で、ついでに(じゃなかろうけど)次のアメリカ人としては最初の軌道飛行のスケジュールが報らされたわけです。

 

ところで、わたしの 《 NASA は最初からジョン・グレンを実質 1番目である「3 番目」に決めていた 》説を、何だか原作は先刻お見通し―

 

のちに、NASA は最初から「グレンをこの日のために温存していた」のだとする説を唱えるものもいた(Later there were those who speculated that NASA had been "saving Glenn for the big one" all along. But Glenn did not have that kind of status within NASA.)

 

けども、あくまでチトフの飛行(Titov's flight あるいは the invisible Chief Designer 即ちセルゲイ・コロリョフ)がそうさせたとして―

 

彼が地球一周の軌道に乗る最初のアメリカ人に任命されたのは、ひとえに目に見えぬソ連の計画設計主任のおかげだった (No, he had only the invisible Chief Designer, Builder of the Integral, to thank for the fact that he was assigned to be the first American to orbit the earth.)

 

と、トム・ウルフは嫌にあっさりと型どおりの結論を下しておりますが、これについては既に何やかや(ごちゃごちゃ)述べてるゆえ、今は(更には)何も追究いたしますまい―また、くどくなるし。

 

参考

 

MA-6(有人軌道飛行)の dress rehearsal となる MA-5(有猿軌道飛行)のミッションには当然マーキュリー7も総動員されてまして、シェパード、シラー、スレイトン、クーパーがあちこちのトラッキング・ステーション、ケープにはカーペンターがブロックハウス、グリソムが管制センターに capcom として配置され、残るグレンが(次に飛ぶ予定だから)マーキュリー方式通りイーノスのバックアップ―じゃなくて、グリソムのバックアップだった。(←にしても、チンプ相手の capcom の更にバックアップって…)

 

※ このデータは間違ってる可能性もあり、クリス・クラフトによればスレイトンが管制センターの capcom で、MA-6 のクルー二人(グレンとカーペンター)が控えだったとか―このほうが順当で正しい気もする。