独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3496】

 

14 October 1947 当日のイェーガー(X-1)より 15 分(乃至は 20 分)先にウェルチ(XP-86)が超音速カメハメ波(第 2 弾)を繰り出した時も当然 landing gear は上げてダイブしている。

 

実は nose gear の修理(cylinder 交換)完了後もウェルチは甚だ理不尽にも XP-86 の車輪を降ろしたまま(固定して with the gear bolted down)、従って否応なしに低速ギア(?)で飛ぶことを強いられていて(←X-1 サイドが何を怖れてたのかは想像できますわな)、固定して(fixed gear)緊急時でも操作できないなんてのは却って危ねぇよと抗議して止めさせて(unbolted)おいてからの計略だったもよう。

 

ちゃちゃっと既定の低速フライトテストを全て済ませ(それでも、まだ半分ほどの結果報告しかせず←アリバイ工作)、やおら車輪を引き上げて(1 October と同じように)まんまと超音速(再犯)ダイブを(巧妙に偽装して)決行したらしい。

 

その際、ウェルチは上空に B-29(with the X-1)と両翼(2 機)のチェイス P-80 を視認している―これはボブ・フーバーとディック・フロストで(その3076参照)、フーバーを含む X-1 チーム(むろんイェーガー本人)がウェルチの超音速カメハメ波(の音なり振動なり)に気付いてないわけがないと推定するのが自然(合理的)で、そのフーバーがウェルチの XP-86 は修理中で飛べてないなどと(不合理な)トんでも発言をしてるんだから、善意に解釈した勘違いとか言葉足らずとかじゃ説明できない闇を感じるし、語るに落ちてウェルチの肩を持つ逆アピールになっていて実に興味(闇も)深いですよねぇ… ま、これも anecdotal である限り、全てが大ウソの可能性は常にありますけど。

 

参考

 

YouTube  の North American XP-86 Sabre First Flight [from Muroc Army Air Field on October 1, 1947]とされる記録映像では離陸・飛行中・着陸時の全篇通して landing gear を降ろしていて何の変哲もなく―と言うより、異常なくフツーに伸びた nose gear が?(違和感)なのでホントに First Flight のものなのかも疑わしく、あまり参考にはなりません。(USAF のフィルムですから…?)