独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3494】

 

もしもイェーガーが(14 October 1947 の X-1 より先に)XP-86 でソニック・ブームをパンチョの店に放っていたとしたら、それをパンチョ・バーンズは鉱山の発破だとか何とか見えすいた言い繕いするわけなくて(その3076参照)、ついにイェーガーが音速突破したと嬉々として吹聴し、さっそくゴチ(ご褒美)のステーキをイェーガーに―なんて甘いキャラじゃなく、せこいダイブの超音速じゃ(鼻でフンして)認めてやらないばかりか、割れた(採掘現場とは方角違いの)窓ガラスの修理代を請求する。(と妄想して笑えます)

 

そう(逆向きに)考えてみると、実際はパンチョがウェルチの超音速カメハメ波を(その文字どおりの衝撃を)mining operations と強弁したと伝えられる anecdotal なエビデンス(Millie Palmer 証言)も不自然さ(作った感)がないような。

 

他にもウェルチ夫人(Janette)は 10 日後くらいに第一子(Giles)誕生(9 October)報告を母親に電話でしていて、その際ウェルチが超音速で飛んだことを黙ってられなかったようで、Jan がベビー(son)ブームとソニック(sonic)ブームのどっちでより盛り上がってるのか分からないほどだったらしい(弟の Jimmy Williams 証言)―なんてのも具体的で(とうてい証拠にはならないだけに)作り話っぽくないし、信憑性を感じさせる。

 

厳密に(メンドくさいこと)言うなら、ウェルチが 1 October 1947 の超音速ダイブにおける(後に)"Mach jump"(と称される)現象について(それが超音速の証だとは自覚せぬままに)語っていたという(わたしは決定的と考える)証拠からしたって、所詮は聞き伝えである以上 anecdotal の謗りを免れないとは承知している―全てが大ウソの可能性は常にあり、たとえノースアメリカンのフライト記録(ドキュメント)が発見されたとしても、それをも捏造だと疑うことは(馬鹿げてはいるけど)できる。

 

であるなら、対する否定派にも同じ理屈は適用しえて、ウェルチの超音速ダイブはなかった論の確たる否定根拠はなかった―と言える。

 

公式記録がないというだけで即ちウェルチの 1 October 1947 の超音速ダイブがなかったと結論できないのは当然で、イェーガーが XP-86 の超音速ダイブをやってたら―と逆説的な立論したのは、音速突破はイェーガーではなくウェルチが先だ(イェーガーを出し抜いた)と主張するから、それを否定する意味・否定しなければならない理由があるのであって、であるからこそ 26 April 1948 のウェルチ(XP-86)の超音速ダイブは(しれ~っと)公式に認めて恥じないのだろうという理解です。