【誰にともなしに、独り言レス―その3408】
そういう(どういう?)わけで、わたしにとってサリー・ランドのファンダンスは名作「ライトスタッフ」随一の名シーン(the best scene in the film “The Right Stuff”)とも言える(言いたい)んですが、もちろん純正ライトスタッフ・ファンなら(わたしを除く)満票で―
"Think I see a plane over here with my name on it." 「おれの飛行機が待っている」
この諸兄一押しの決めゼリフで(わたしを含む)誰しもをシビレさせるとこ。(その3108~9参照)
"with my name on it" だけ見ても(スクリプト上では X-1 の Glamorous Glennis―"with your name on it" にかけた)実は意味のあるフレーズで(その3165参照)、カウフマンの思い入れが凝縮したシーン―ではあるけれど、究極のスーパー・ライトスタッフ人(?)的オーラを発するイェーガー(The sunlight halos his head)に目を奪われるのは(そうすべく狙いを研ぎ澄ましたショットなので)当然ながら、うかっと見過ごせないのが一方のリドリー。(その3026参照)
Hey, Ridley ! と呼ばれ Yeah? と顔を上げたリドリーのレイバン(右のレンズ)にイェーガーの立ち姿(Incredible Figure)が小さく映り込んで輝く―この(目端の利いた)様式美ですよ。
He’s wearing a glistening silver space suit, and he carries a gleaming helmet. The sunlight halos his head:
FIGURE
Ridley !
Ridley has been working under a plane. As he steps out from underneath, the sun blinds his eyes. He sees the Incredible Figure.
RIDLEY
Yeah ?
これをカウフマンは(キャレブ・デシャネルのカメラワークによって)あざとくシェイプアップした超絶(神)映像にして魅せてくれてるのである。