【誰にともなしに、独り言レス―その3339】
前述したように「グラマーなグレニス」字幕の問題とは(grammar ではなく)glamor/glamour と(カタカナの)グラマーの意味(イメージ)のズレの問題であり、カウフマンの意図する glamorous の理解(センス)の問題である。
スクリプトでは(GLAMOROUS WOMAN として登場する)グレニスはリドリーが X-1 に GLAMOROUS GLENNIS と描いてるのを見て—
グレニス :何よ、これ?(大いに喜んで— pleased as punch)
イェーガー:X-1 なんてダセーだろ
続けて—
グレニス :Punch a hole in the sky!
イェーガー:I'll be right back.
と印象的で伏線となるべく(あざとい)使われ方になっている。(もったいなくも変更されたが—その3170参照)
どう見ても映画「ライトスタッフ」のグレニスは「グラマーなグレニス」なんてのでは全然ないでしょ、純正ライトスタッフ・ファンから見れば。
蛇足
イェーガーはグレニス(Glennis Faye Dickhouse)の第一印象を—
“She was pretty as a movie star”
と(臆面もなく)語っていて、Glamorous Glennis の愛称も宜なるかなってとこです。