独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3195】

 

ジョン・グレン

 

その482 ~485 (2004/10/12~16)

 

しぶとく生き残ってるマーキュリー 3/7 のなかでも、もとより最年長でありながら(体力的にではなしに性格的に)やはり一番しぶといであろうジョン・グレンの場合は、上院議員オハイオ州選出)を 24 年間も務めてるということもあって、もしもの時には(←さすがに、そう遠い話ではないと思われるが)さぞや派手な扱いになることでありましょう。

 

我が国においても(おそらくは 1962年のフレンドシップ7にも増して)1998年のシャトル・ミッション(STS-95)でよく知られてるだろうから、今回とは比較にならないほど大きく(とりあえずは Chiaki Mukai のコメントを添えて)あれこれ報じられるに違いありますまい。 (ことによると、「ライトスタッフ」ノーカット版なんてのが地上波で追悼放映されるやも―今回はあるわけないけど)

 

ふと思うのは、「ジョン・グレン物語」を作るんだったら今のうちにと言うか、本人に(ある程度は)監修させたほうが面白いのができるんじゃないか―という気がするんですが?

 

 

ジョン・グレンは、映画「ライトスタッフ」(1983)を自身の選挙(campaign)に少なくとも結果的には利用したと、とかく何だかんだ言われてるようなので、この際(←近い将来的な意味で)「ライトスタッフ」とは全く離れたジョン・グレンの映画があってもいいでしょう。

 

で、「ジョン・グレン物語」―(そんな企画の噂は露ほどもないが)勝手に想像するに、ストーリー的には作りやすそうですね、色々ハイライトがあって。

 

ありがちなところで STS-95 のシーンから始めて、回想していくって構成も悪くないと言うか、そういうことにして話を進めることにしましょうか―って、本当はあまり気乗りしないんで、全然進まない公算が大と言うより、すぐに止~めたと放棄してしまう自信があったりする… (ま、ぼちぼちとゆうことで)

 

 

ジョン・グレンディスカバリーSTS-95)の搭乗券を手に入れるにあたって、その政治力を裏で行使したという噂―まあ、おおむね事実なんでしょうが、それでスペースシャトルに乗れちゃうんですから、NASA もいい加減なもんです。 (←今に始まったことじゃないか)

 

「スペースカウボーイ」では、イーストウッドら 4 人のライプスタッフ(The Ripe Stuff)が青二才組と同じ体力トレーニングを課せられてましたでしょ―シャトルで宇宙に行くには、それが必須だと言わんばかりに。

 

なこたぁ実際はなかったでしょうね―つまり、少なくともジョン・グレンに限っては。 (って、あんな年寄りは他にはいないが)

 

素人考えながら、もともとのペイロードスペシャリストとしての目的(宇宙における老化現象への加速度的影響についての研究?)から言っても、むしろ歳相応の普通の体力(能力)じゃないと人体実験のサンプルにはならないんじゃないかと。

 

参考

 

例えば、名前からして若い(準ライトスタッフこと)ジョン・ヤング(1930年生まれ)は、現在でも(正式の現役宇宙飛行士として)シャトルの搭乗資格をずっと維持してるんですよ―こういう特異な例はサンプルには不向きだと思われます。

 

 

カプリコン・1」の打ち上げには(火星に行くというのに)副大統領しか顔を見せませんでした。 (大統領は選挙の根回しか何かでお忙しいとのこと)

 

現実にも、それが普通っちゃ普通で、有人宇宙ロケットの打ち上げを大統領がのこのこ見にきたのは(マーキュリーからアポロまででは)ただの一回こっきり、アポロ12 の時のニクソンだけらしい。

 

なのに、STS-95 の打ち上げには(シャトルでは初めて)大統領(クリントン)が立ち会ってます―あくまでも、私人としてですが。

 

つまり、上院議員ジョン・グレンを個人的に見送るため(personal sendoff)ということですね。(←どこが私人なんだか)

 

このシーンのクリントンケネディをオーバーラップせてマーキュリーの頃を回想させる、なんてのも一興じゃないですか…

 

(あ、その前にクロンカイトがイェーガーにインタビューするシーンをちょいと挟んどきましょう―例の調子で "this is an old man's show" とグレンのフライトを評したやつを ←こいつは外せん)