独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3131】

 

空軍アスホール・トリオ―グリソム、ホットドッグ、スレイトン

 

当然 グリソムは自分自身に入れ、相棒のホットドッグも当然―

 

いや、いや… このホットドッグこそ怪しい。

あの性格ですよ、ジ・ホットドッグは―相棒だからこそのライバル心があったに違いない。

 

リバティベルの前日(7月20日)のシーンで、先を越されたのを悪態ついて悔しがってたじゃないですか。(How'd you get to go up before me ?  Even before Mr. Clean, the Marine.)

 

ありゃ、白状してるようなもんでしょ―悪いが、あんたにゃ入れなかったよ~ん、って。

 

ひょっとしたら、まだ根に持ってたのかも―パンチョの店でグリソムに言われたことを↓

 

You were just in my shadow.

 

That’s right where you’ll always be. (その 44 参照)

 

 

もう一人のスレイトンについては、律儀にグリソムに入れたと思いたい。

 

グレンがオンナ遊びのことをガタガタ言うシーンで、グリソムが「問題は pussy じゃない monkey だ」(You've got it all wrong, the issue here ain't pussy. The issue here is monkey.)と簡潔に反論した時―

 

スレイトンは、すかさずグリソムの肩を持って(What Gus is saying is that ~ と)その言葉をフォローして解説してやってるでしょ。

 

あのキマジメそうな顔を見ると、やっぱり空軍仲間のグリソムに入れたような気が―とは言っても、そこは名だたる空軍パイロット、そう一筋縄ではいかんか。

 

スレイトンも意地っぱりの負けず嫌いでは人後に落ちないし、それに後年のシェパードとの付き合いをかんがみれば、実はスレイトンも裏切り者だった可能性が大いにある。

 

そう言や、シェパード(フリーダム7)の打ち上げを管制センターでサポートしてたのは、このホットドッグとスレイトンのお二人―

 

とすると、哀れガス・グリソムは自身の 1票だけだったということに…

 

ま、そのほうが、らしいっちゃらしいか。

 

 

かくして、空軍派閥の 2 票はシェパードに流れたとして―

 

海軍派閥では、かたぶつ海兵のパシリだったカーペンターはともかく、ちょっと変わり者ではあるが気のいいウォーリー・シラーが裏切る理由はなさそうなので、都合 4 票をシェパードが獲得したと結論できよう。

 

もしそうでなければ、つまりシェパードとグレンの同点決勝ということになってたとすると、グリソムはアスホールだけどバカじゃない(IQ 145 です)から、自分には自身の 1 票しか入ってない―無記名だろうが何だろうが、ホットドッグもスレイトンも裏切ったってことが分かっちゃうじゃないですか。(それじゃ、可哀相すぎるでしょ、グリソムが)

 

ここは是非とも、シラーには同じ海軍少佐だったシェパードに投票してもらわないといけません。

 

いや、それより(まさかまさかの)同情票をグリソムに入れるってのも、何となくシラーらしいか…うん、そうそう、そうしよう。

 

そのほうがスパイラルで推理ゲーム的だし、曲がりなりにもグリソムを 2 番手に浮上させてくれるから。

 

投票結果

 

シェパード 3票  自身、ホットドッグ、スレイトン

グリソム  2票  自身、シラー

グレン      2票  自身、カーペンター

 

ということで、我ながら奥深くも味のある開票分析でしたね。(←ほんと、物好き)

 

 

その 44 (2003/ 6/26)

 

ホットドッグがエドワーズに来て、Happy Bottom Riding Club に初めて訪れるシーン、「へぇ、ここが噂のパンチョの店かぁ」ってなノリです。

 

そこで、思いがけず知った顔を見つけて―

 

あれ? 誰かと思えば、ガス・グリソム。こんなとこで何してんの、あんたみたいなエースが。(Is that Gus Grissom from Langley Field ? What is an ace like you doing in a place like this ?)

 

そう言うおまえはホットドッグか。確か、ゴード・クーパー、だろ?(Well, if it ain't Hot Dog. Gordo... Cooper, right ?)

 

といった感じのやりとりがあって、その後―

 

「あんたの尾翼の後ろに何度も回り込んだ(wax your tail)」

 

って、ホットドッグが言うんですよ、偉そーに。(何たって、ワン・オブじゃなくて、ジ・ホットドッグですから)

 

それを受けて、「おれの後ろ(wax my tail)?」 アホかって、ガスも負けちゃいません―

 

なら、おれの陰になってたわけね。 You were just in my shadow. (巧い!)

 

続けて―そこが定位置だろうよ、ずっと。 That’s right where you’ll always be.(って、これも巧い!) 笑っちゃいますよねぇ、このシーン。

 

こんな子供じみた言い合いをするから rookie だの pudknocker だのと「ひよっこ」呼ばわりされるはめになる―

 

あのパンチョ・オバーン、いやバーンズに。

 

余談(冗談)

 

字幕では単にパンチョの「乗馬クラブ」としか出ないが、わたしの脳内字幕では―

 

Happy Bottom Riding Club  即ち 「快ケツ乗馬クラブ」

 

と、あくまでも厳密かつ正確に訳しております。(「楽尻娘馬乗りクラブ」も捨てがたいが…)