独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3466】

 

“The right X-15” をガチの純正ライトスタッフ・ファン対応のみならず、かつ一般向け(エンタメ系)に仕立てるにはジョー・ウォーカーを軸にして編集すりゃ(別に脚色しなくたって笑いあり、涙ありで)間違いなし。

 

いつも歯を見せて(笑って)る陽気なスティーブ・マックイーンみたいなイメージ(うってつけのキャラ)で、ラストの締めのナレーションは(もちろん「ライトスタッフ」の The Mercury program was over. Four years later, astronaut Gus Grissom was killed... をパクッて)―

 

The X-15 program was over. Astronaut  Joe Walker was killed on June 8, 1966, in a mid-air collision between an F-104 he was piloting and an XB-70 Valkyrie, an experimental supersonic bomber. (その2916参照)

 

で決まり(必須)でしょう。(声:ジョー・エングル―その3449参照)

 

いかにも NACA/NASA research pilot らしくジョー・ウォーカーは各種 X プレーンに跨り飛ばしていて、Douglas D-558-I、D-558-II、Bell X-1、X-1A、X-1E、Douglas X-3、Northrop X-4、Bell X-5、North American X-15(ついでに Bell Lunar Landing Research Vehicle ―その2889参照)と何でもござれ。

 

イェーガーの Glamorous Glennis(X-1)を真似したわけじゃなかろうが、X プレーンには他に見られないことに、ジョー・ウォーカーの X-1E の機首(コックピット付近)には愛称 "LITTLE JOE" のロゴと 2 の目のサイコロ 2 個が描かれていて(Little Joe は 2 のゾロ目 two deuces のスラング)、どうでもいいけどサイコロの一つが 2 が表(上)で正面(側面)が 5 になっている―周知のように、すべからくサイコロの目は 2 の裏(反対側)が 5 のはずなので(どうでもいいとは言いながら)あまり気持ちがよろしくない。

 

それに気付いたか、二代目リトルジョーを襲名した X-15-3(Flight 91  August 22, 1963)には "LITTLE JOE THE II" と 2 のゾロ目のサイコロが(ちゃんと裏が 5 と思わせるように)デザイン修正されている。

 

これがジョー・ウォーカーの X-15 ラストフライトで最高高度 107.96 km を記録―2 度目のカーマンライン超え、即ち(FAI 定義での)宇宙の初リピーターだった。(Astronaut Joe Walker たる所以です―その2918参照)