【誰にともなしに、独り言レス―その3035】
呼応・繰り返しのイメージから言うと、フレンドシップ 7 の場面転換は―
>再突入して火だるま状態のフレンドシップ 7 が突如ニューヨークの凱旋パレードのシーンになる―この(流れが繋がっていない)ぶった切ったような編集
ぶった切ったようなではなく、実際 ぶった切って―
>ブラックアウトから抜けたかと思われた瞬間、一転してニューヨークの凱旋パレード(「リパブリック賛歌」)に変る
べくカウフマンは編集したんですよ、きっと。(憶測ですけど)
スクリプトではブラックアウトしたフレンドシップ7の帰還シーンが当たり前に描かれていて―
GLENN’s VOICE : Ah, loud and clear. How me?
Sudden elation grips the Cape.
CAPE : Reading you loud and clear. How you doing?
GLENN : Oh, pretty good….
They love that line—‘pretty good’—Cheering in the control room as sound returns in a massive burst. Schirrah lights up a cigar for Shepard, and the music rises up.
パラシュートが開いてスプラッシュダウン―
そして(凱旋パレードへ)場面転換
A SNOWSTORM OF TICKER TAPE. A GIGANTIC PARADE. MARCHING BAND.
ここの展開が(ありきたりで)流れがもたつくのでカウフマンは(これ、要らねぇと)削除した気がする。
初期のスクリプトはこの後のクーパーのフェイス7を(フレンドシップ7をなぞるように)具体的に描いていて―
フェイス7の帰還
As the strange parachute unfurls and below is an aircraft carrier.
AT CONTROL CENTER. Schirra lights up a cigar for Shepard, the match burning.
AND IN THE BLACKNESS, A SENSE OF MOVING QUICKLY THROUGH A TUNNEL TOWARD A DISTANT OPENING. (INT HOUSTON COLISEUM)
というふうに Schirra lights up a cigar for Shepard がギャグ的に繰り返され(バーベキューパーティへ)場面転換する構成だったのであり、フェイス7のフライトを使わないのであれば、フレンドシップ7の Schirra lights up a cigar for Shepard シーンを使う意味はない。
フレンドシップ7 の場面転換はカウフマンが正しく(ぶった切って)編集したからこそ(逆に)流暢な(もたつかない)展開になっている―と、わたしには見える。