【誰にともなしに、独り言レス―その3554】
ラヴェルがシェパードと奇跡的に CDR を交代し、その上で更にスワイガートがマッティングリーと奇跡的に CMP を交代して初めて(その場合のみ)アポロ13 は奇跡の生還を可能にするクルー編成となる。
バックアップ(LMP)のチャーリー・デュークが(よその子にうつされ)風疹に罹り、たまたま一人だけ免疫(immune)のなかったマッティングリーが降ろされ、そのバックアップ(CMP)だったスワイガートへの打ち上げ直前の交代(a last-minute replacement)となった。(その2987参照)
だとするなら、ラヴェルとスワイガートの組み合わせは―
(奇跡的な交代)×(奇跡的な交代)=(ミラクル)²
の(よくヤムチャが天下一武道会で~ なんてネタにされるくらいの)ありえん確率で実現してるのであって、二人のマッチングに至る経緯は結果(“Successful Failure”)から振り返れば超ベタなハリウッド式ご都合主義「アポロ 13」(普通はボツの)B 級シナリオとしか思えんウソみたいな展開―ま、それが事実だから仕方ないけども。
もしもデュークが週末を友人家族と過ごさなかったら、もしもマッティングリーが子供の頃に風疹を済ませていたら、もしもラヴェルかスワイガートのどちらかも免疫がなかったとしたら、CDR =ラヴェル ∧ CMP =スワイガートの(ミラクル)² コンビによるアポロ13 ミッションはなかったわけですからねぇ… 遡って考えれば考えるほど出来過ぎてるでしょ、まるでアポロ13 奇跡の生還が予め仕組まれ(プログラムされ)てるみたいな。
参考:デュークの the infamous measles 感染経路説明
So about, I guess, 2 weeks or 3 weeks before flight, our son Tom was (let’s see now, that would be 1970)—he was 3. And he had a little friend named Paul House and—who was the son of some good friends of ours down in Houston. An architect. And so we were off for the weekend with the Houses. And sure enough, we came back a week later and Suzanne House called and said, “Paul has got the measles.” I said, “Oh Lord.” And anyway, I caught the measles from Paul, this little 3 year old. (Johnson Space Center Oral History 12 March 1999)