独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3571】

 

アポロ13 の爆発した酸素タンクは SM(機械船)に設置してあって、CSM(司令機械船)のメーカーはノースアメリカン、3 人のクルーはグラマンの LM(月着陸船)に緊急避難し、その LM の降下エンジンで CM(司令船)は地球に引き返す。

 

アポロ13 のトラブルはノースアメリカンの SM から発生し、グラマンの LM(アクエリアス)を頼みの綱にして(おんぶに抱っこしてもらい)、ノースアメリカンの CM(オデッセイ)は生還した。

 

幼稚園の子供でも分かる当たり前の理屈だが、トラブル発生責任は(あるとすれば)ノースアメリカンにあり、グラマンに責は何もない。

 

どころか、グラマンの LM は lifeboat/tugboat としてノースアメリカンの CM(3 人のクルー)を救った。

 

アポロ13 帰還ミッションは偏にグラマンのエンジニアが開発した LM のポテンシャル(多機能性・冗長性)のおかげでコンプリートしえたのであって、そのグラマン社を貶めるように描く「アポロ 13」は 100% 無理筋(ハリウッド式)の作り話なのである。

 

精一杯ロン・ハワードに好意的に想像してやるなら、あえて幼稚園の子供でも分かる当たり前の理屈だからこそ、ありえんグラマンの dopey guy を場違い起用してるのかもしれない。

 

言い方を変えれば、その矛先をマジに(標的にして然るべき)ノースアメリカンに向けるとガチになりすぎる(シャレにならない)、ってことでしょ、たぶん。

 

そして更に深読み的に言うと、こっそり裏で(わたしにはサブリミナル的に)ノースアメリカンを実はコケにしてはいるんですよ、CMP の(ホントは優秀だった)ジャック・スワイガートを不当に貶めることで。

 

ノースアメリカンのテストパイロットだったスワイガート(その3529参照)は身代わりで(事故原因めかして)ポンコツ扱いされてるとも解釈できるゆえ。

 

つまり「アポロ 13」のフザけた脚色その 1(スワイガート)~その 2(グラマン)は個別の事案じゃなく連動ムーブだったというオチ(その3560参照)―ま、こじつけ(単なる妄想)ですけど。