独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その2889】

 

“First Man” オープニングの X-15 のシーンは（純正ライトスタッフ・ファンなら誰しも）イェーガーの X-1、X-1A、そして NF-104 を（←間違いなく LLRV 墜落シーンからも）想起させるに違いない。

 

関連レス―

 

誰にともなしに、独り言レス―その863

 

その844 で―

 

そのアームストロングとは違って、月着陸研究機 Lunar Landing Research Vehicle （LLRV）の最初のテストパイロットだったウォーカーはアポロ計画の裏方のままだったと言えようか―貢献度は大ですけど。　実際、アームストロングは月着陸の成功は LLRV でのシミュレーションなしにはありえなかったろう（the mission would not have been successful without the type of simulation that resulted from the LLRV's）と申しておりますしね。

 

と書きましたが、実は引用したアームストロングの証言の最後には and LLTV's. が付いていて、LLTV （Lunar Landing Training Vehicle 月着陸訓練機）は LLRV をバージョンアップしたもので、アームストロングが screw the pooch して LLRV をオシャカにしたんで後継の LLTV が開発された―というわけじゃ全然ないけども、アームストロングの LLRV 墜落事件は「人類、月に立つ」でも（辛くも射出して事なきを得た様子が―「ライトスタッフ」におけるイェーガーの NF-104 を思い起こさせるべく？）描かれている。（架空の TV インタビューで「舌を思い切り噛んだ」と話してました）

 

LLRV （LLTV） は空飛ぶベッド flying bedsteads と異名をとる（パイプベッドのフレームを組み合わせたような）珍妙な形状の（少なくとも LM そのものよりも）えらく 不安定な代物だったそうなので、この墜落事件のみをもって、やはりアームストロングは（イェーガーの言うとおり）イマイチ・パイロットだと評価すべきではないにせよ（他にも screw the pooch したのがいるらしいし）、最初に LLRV のテストをこなしたウォーカーと比べれば、テストパイロットとしての腕の差は歴然としていたとは言えるかもしれない。（そのウォーカーにしても F-104 で screw the pooch したわけだが…）