独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3446】

 

イェーガーは(マンガのアラレちゃんが乗ってそうな)NASA のリフティングボディ M2-F1 を飛ばしたことがあって、コックピットに坐るイェーガーにトンプソンが何か(check-out を)話してるように見える写真が残っている。

 

1963年12月 3日、ARPS で訓練用に使えるか(ポール・ビクルに査定を頼まれもした)テストしようとイェーガーは不格好な Flying Bathtub を(先にフライトしていたトンプソンに負けじと)ビュンビュン試乗して高評価(She handles just great!)を下す。(ピンポイント着陸競争の賭けにも勝って気分よさげです)

 

いつもの習性(pushing the envelope―その3045参照)で酷使(?)したせいもあったか、次にブルース・ピーターソン Bruce Peterson(NASA research pilot)が飛んで(反・軽やかに)着陸した際(低温による油圧不良でアブソーバーが利かず)両後輪がもげ落ちてしまい、その日は打ち切りとなった。(←NASA の呪い?)

 

何マイルも転がってく態の車輪に陽キャラのトンプソンは大ウケだったらしいけど。(It really was a hilarious scene, those wheels seemed to roll on for miles.)

 

1963年12月10日、その一週間後に(ご存じ)NF-104 奇跡の生還をやらかして病院送りになるイェーガーは(これが真のライトスタッフだとばかりに)早くも―

 

1964年 1月29、30日に各 2 回ずつ(やっとランディング・ギアの修理ができた)M2-F1 でビュンビュン飛び回り、快調に奇跡の復活をやらかしております。

 

※ ピーターソンは May 10, 1967 後継の M2-F2 で Rogers に(ランディング・ギア不完全のまま)着陸失敗し危うく死にかけていて、その実映像を使った “The Six Million Dollar Man” のモデル(Bruce Peterson-the Real Six Million Dollar Man)になってるが、自分を元通りにするのに 600 万ドルもかかってない(I don’t think it cost any $ 6 million to put me back together.)―あの NASA が治療費をそんなに払うわけないと(たぶん)言いたげです。