独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3443】

 

てなわけで、トンプソンにとっては F-104 B も F-104 A(JF-104A)も確かに >さして違わない と(大雑把に)言えないこともないトンデモ機だったというオチ(墜ち)なんですけど、トンプソンの名誉のために是非とも申し添えておかねばなるまいが、NASA 749 の事故調査委員会によるトンプソンの評価は(すこぶる付きの)高得点をマークしていて―

 

Throughout the emergency the pilot showed superior skill and judgment, which contributed materially to his own safety and to the understanding of the causes of the aircraft loss.

 

と(腕も頭もいいベストパイロットを)べた褒めです。

 

トンプソンはイェーガーみたいに射出シートをくらって顔面をやられたりしなかったし(その3392参照)、パラシュートの着地も(ソフトかつピタッと)10 点満点だったので、F-104 から射出していながら(重傷を負ったイェーガーとは違い)どこも負傷していない(飛ぶ前と変わらぬ)体で Joe Vensel に拾われている。

 

なので翌週 ラブレースで精密検査を受けても頸椎や脊椎に何ら異常はなく、その一方で Dr. Randy Lovelace(その3161参照)自らトンプソンの唇を縫い、手にギプスを施す治療してくれいて、無傷で奇跡の生還したはずなのにエドワーズの(ヤブ)医者が見逃したのか(見逃しようがないだろ)とラブレース博士は(???… )大いに訝ったとか。

 

事の真相は、呆れることにトンプソンは前日に車で事故ってしまい(F-104 ejection とは全く関係のない)ケガをしていたのである―ホント笑わしよるヤツでしょ、マジで。

 

かくの如く(知れば知るほど)マニアックになりがちな X-15 の(ぶっ飛んだ)話であるけれど、「ファースト・マン」のアームストロングみたいに妄想の虚空で(ヘタに飛んで)捏造しなくたって(その2947、2951、2969参照)、そのままガチで使えるネタが満載なんですよね、リアル X-メンのエピソードは。