独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3429】

 

"too independent" 

 

独立心が強すぎる(原作) 自立心が旺盛すぎる    人のいうことを聞かない(字幕)

 

などと訳されてるけども、ちょっと何か(強すぎないと言うか)もの足りない感じがする。

 

凹 のセリフ Besides, they seem a little too independent. や、フリッキンガーの直言 You're too independent. に含まれてるはずの婉曲的ニュアンスを消して考えると、ぼんやりイェーガーの言葉(ある単語)が浮かぶ。

 

"complacency"

 

イェーガーがクロスフィールドの墜落死に際して表明したワードで、端的にクロスフィールドの complacency(自己過信) が招いた事故だと(原因調査の前に)口さがなく言ってのけた。

 

イェーガーにかかりゃ、民間(civilian)のテストパイロット=クロスフィールドは " had a lot more freedom than we did, as military guys.... sometimes he exceeded his capability and got in trouble." となる―大方の評価・印象は全く異なるに違いないが。

 

その 832  (2006/ 5/13)

 

かねてよりイェーガーはクロスフィールドを熟練の(proficient)パイロットだが傲慢だ(most arrogant)と評していて、今回も その complacency(←通常は自己満足と訳される)のせいで墜落死したとコメントしている。 (←とことん口が悪い)

 

イェーガーによると、クロスフィールドは平素から悪天候でもフライトしては(時として)トラブっていたそうで、悪条件の軽視と慢心が言わんとする complacency でしょうか。

 

対し、イェーガー自身は無鉄砲なイメージでありながら(実際そうだったろうけど)、例えばアームストロングの T-33 泥沼事件(その2893~4参照)でも窺えるように、一方で細心な面と言うか慎重さもあるみたいです。 (だからこそ、しぶとく生きながらえていると思われ…)

 

参考

 

2006年 4月19日 クロスフィールドの操縦するセスナ210 は酷い雷雨に見舞われ(おそらく乱気流のため)空中分解したもよう。