独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3383】

 

実際の映像の音声は(ありがちな)かぶせたものかもしれないにせよ、控えめに言ってもパレードの群衆の多くが拍手で迎えてるのは間違いないので、トム・ウルフの >物音一つたてない(not make a sound) とか >身動きもせずにそこに立っていた(just planted there in the sun like tarbabies) なんてのは大げさ過ぎでしょ、どう見ても―そうまでして厭味にテンションだだ下がり(through wave after wave of catatonia and rippling lassitude)にしなくたって…

 

もっとも(その反動なのか)カウフマンはテキサス・バーベキュー会場入りシーンを逆(「ライトスタッフ」式)にテンション爆上げに作ってくれていて、原作の―

 

七人の勇敢な男たちとその妻と子供たちは、まず競技場の一方の端にもうけられたステージに案内された。歓迎の儀式がはじまり、飛行士は一人一人紹介され、そのあとうんざりするほど多くの政治家と実業家の演説が続いた。[中公文庫]

 

First they took the seven brave lads and their wives and children up onto a stage that had been set up at one end of the arena, and there was a little welcoming ceremony in which they introduced them one by one, and a great many politicians and businessmen made speeches.(The Right Stuff)

 

ここで実際の映像では(原作には何も書いてない) The Eyes of Texas  が流れるが(a rendition of “The Eyes of Texas” by the Bellaire High School band―Greater Houston Partnership When NASA and its Astronauts Arrived in Houston Jul 18, 2019)、この事実に従いつつ「ライトスタッフ」は大盛り上がりのショーアップした(ハイスクールのマーチングバンドと思しき)The Eyes of Texas の演奏で(コンバーチブルに乗ったままの)華々しい入場(もったいぶったジョンソンの紹介)に脚色される。