【誰にともなしに、独り言レス―その3363】
デニス・クエイドは「ライトスタッフ」についてふられると原作が映画化されたら是非ゴードン・クーパー役をやりたかったと語るのが常―
その 1860～61 （2015/ 8/24）
Quaid said he read "The Right Stuff" "a year before they even decided to make the movie. I remember reading the book in, like, a day and a half. I remember saying to myself, 'If they ever make a movie of this, man, I'd love to play Gordo Cooper.' It's the first time in my life that I ever really, really wanted something and got it." [The Morning Call DENNIS QUAID IS WELL SUITED FOR HIS LATEST ROLES]
《過去レス復元コーナー》
その 81 （2003/ 7/30）
BS 2 でホットドッグのアクターズ・スタジオ・インタビュー（Inside the Actors Studio）を見ました―「デニス・クエイド 自らを語る」ですね。
ちょっとショックだったのは（コカイン中毒だったなんてことじゃ全然なくて）以前はトレードマークのあの笑い顔ばかり強制されて、別に気にしてはいないと言いながらも、明らかにウンザリしてたこと。
だから最近の作品じゃ、すっかり影をひそめてたのか… それでも番組中に何度か見せてくれてました、あのナイスな笑い顔を。
いざ「ライトスタッフ」の話になるや（遠い親戚の純正ライトスタッフ・ファンとしては）一言も聞き逃すまいと耳をダンボにして集中してしまった―聞き取れなかったけど（もちろん録画しながらですが）
ホットドッグが―あ、ややこしくなるな、もとい―デニス・クエイドが生まれ育ったヒューストンは、言うまでもなく宇宙計画の本拠地でありますから、当然マーキュリー７の人気は凄くて、特に一番若いゴードン・クーパーが子供たちのお気に入りだったそう。
トム・ウルフの原作が映画化される際は、自分でも絶対ホットドッグの役がやりたかったんで本当に望むものが手に入って嬉しかったと言ってましたね―そうだろ、そうだろ。
たまたま本物が（L.A. の）近い所に住んでたんで、何度も会いに行っていろいろ話をして役づくりした―まずは形から入ったんですよ、歩き方とかを真似して。
デニス・クエイドに言わせると、クーパーは楽天的な（？）歩き方 optimistic march をするそうで、それは―彼はパイロットだが最初は海兵隊にいたことがあるからだと説明してた。
この字幕が単に「彼は元海兵隊だから」となってまして、そりゃ間違いじゃないけど（わたしら遠い親戚の字幕ウォッチャーとしては）あのジョン・グレンと一緒くたにされてるみたいで聞き捨てならないとこ―クーパーは、あくまで空軍パイロットであって海兵隊のパイロットじゃないので。
以前書いたように、ホットドッグはハイスクールを卒業してすぐ海兵隊に入って（その3176参照）、それから海軍に行き、その後でやっと空軍に入って、天職というべきパイロットになるんです。（＊）
まあ、純正ライトスタッフ・ファンとしては（字幕の「元海兵隊」に惑わされることなく）デニス・クエイドはクーパーのそういった経歴を承知していて、ちゃんとそういったニュアンスで話しているということを解ってやらなければいけません―ほんとうにホットドッグになりきってたんですから。
＊参考
ラブレース・クリニックでホットドッグが見も知らぬアラン・シェパードを海軍 Navy と見抜き、軍人ぽくない髪型のウォリー・シラーを茶化して水兵 swabbo 呼ばわりするシーン（That guy's Navy all the way. There's another swabbo.）は、そんな経歴を踏まえてのこととも言ましょうか。
[ スクリプトでは Mexican guy と勘違いするグリソムに―
GORDO
Mexican? You kidding? That guy’s Navy. He exhibits a real swabbo sense of humor. Look over there. Another Navy guy.
と指摘する ]
