【誰にともなしに、独り言レス―その3320】
わたしがイェーガーを最後のライトスタッフと呼ぶ時、そこに究極のライトスタッフとか至高のライトスタッフとかのニュアンスを感じさせるやもしれない。
むろん、それはそれで正しいのだけれど、最後のというのは文字通り時間的に最後であることを単純明快(plain and simple)に意味している。
マーキュリー7の(「ライトスタッフ」以前の)ガス・グリソム(1967)はともかく、ディーク・スレイトン(1993)、アラン・シェパード(1998)、ゴードン・クーパ(2004)、ウォーリー・シラー(2007)、スコット・カーペンター(2013)、残っていたジョン・グレン(2016)も既に亡い。
テストパイロットではスリック・グッドリン(2005)、スコット・クロスフィールド(2006)、そしてチャック・イェーガーが 2020年 歿―即ち、事実上 イェーガーこそ最後のライトスタッフなのである。
これは定義からして当然(論理的に必然)の結果とも言えて、真のライトスタッフは最後まで pushing the envelope し続ける(その3040参照)―要するに、しぶとい(その2922、3288参照)ひたすらに最後までしぶとくあらねばならないということがライトスタッフの(わたしなりの)定義なんですよ。
よって、イェーガーは真の最後のライトスタッフであり、究極にして至高のライトスタッフだったと申せましょうね。
その1337
msg 769 (2003/10/11)
そう言や、超音速突破記念日も間近。
確か イェーガーは、年間 1ドル(セント?)だかの特別顧問職か何かだったのも、去年ついに お払い箱になって、今や完全にリタイア状態とか―
ところがどっこい、次の 2007年10月14日の 60 周年には、またしても超音速フライトをするつもりでしょう、きっと。 (あの将軍のことだから、必ずや飛びますよ―何ちゅう、しぶとい爺さんや)
と、わたしは予見していたのであった。(と、例によって自慢するのであった)(その2942参照)