【誰にともなしに、独り言レス―その3283】
レッドバロン関連 《過去レス復元コーナー》
その 176 (2003/11/10)
さて、Revenge Of The Red Baron なる映画(1994)―トビー・マグワイア主演で、何と「レッドバロン」 Von Richtofen and Brown (1971)の続編 “sequel” てな謳い文句が書いてあります。
それはもちろん冗談で、実際は笑えるホラーもののよう―何かオモチャの飛行機(当然真っ赤なフォッカー三葉)にレッドバロンの魂がのりうつって、人を撃ち殺すって話らしいから。
レビューにも、全然怖くないとか時間の無駄とか貶してあるので、本邦未公開は幸いなことなのでしょう。
お祖父ちゃん役がミッキー・ルーニー、興味深いことには、第一次大戦でレッドバロンを撃ち落とした人物という設定みたいなんです、これが。
それも、名前がスペンサーになってるとこを見ると、当然レッドバロンを撃墜したことになってるロイ・ブラウンじゃない(もちろんスヌーピーでもない)別のパイロットか、あるいは地上からレッドバロンを銃撃した誰かだったってことなのか…
ま、こんな感じで、話をしていきましょうかね―とりとめもなく。
その 194 (2003/11/22)
もうひとつのレッドバロンについては、以前トピ主さんが何度か話題に―
ロッキード F-104 スターファイターを、個人が部品を少しずつ集めて組み立てて飛ばした、と。
おまけに、低高度でのスピード記録(988.26 mph)を樹立してるんだから凄いですよ、このプライベート・バージョンと言うか、手作り(ガラクタ)仕様のスターファイター(junkyard-sourced F-104)は。
これこそ―
N 104 RB “Red Baron”
と呼ばれるものであります。
そのレッドバロンを組み立てて飛ばした個人とは―
ダリル・グリーネマイヤー Darryl Greenamyer
という何とも図々しくも大胆なおっさんで、方々から部品をかき集めるにあたっては、何とエドワーズに展示してあった NF-104 からも、いくつか部品を "loan" したらしい―無傷で返すという約束で。
ま、ガムじゃないんだから、あとで返すからたって、ちゃっかりしてますでしょ、このおっさん―しかも、無傷で返すって約束は守られなかったんですね、結局。
と言うのも、イェーガーの NF-104 と同じように、あえなく screw the pooch しちゃいましたから、その N 104 RB は。(1978年)
何か、そこはかとなく因縁めいたものを感じる…
グリーネマイヤーは、もともとロッキードのテストパイロットで、SR-71 なんかを飛ばしてたらしいが、何と言ってもエアレーサーとして(その道では)超有名。
リノ・エアレースで 1965~69、71、77年の通算 7 回もアンリミテッド・クラスを制し、更には久方ぶりに 2002年のスポーツ・クラス(ゴールド)に復帰して優勝、そしてまた今年も同クラスを(わずか 2 秒差で)連覇したんですと。
まさに老いて尚、ますます盛ん―つくづく、イェーガーみたいなやっちゃ。