独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3265】

 

その 174 ~175(2003/11/ 8)

 

昔のレコードに載ってた英語の歌詞は殆ど担当者が一所懸命ヒアリングして書いてたらしいんで、いい加減な代物と思って見たほうがいいようだけど、この「暁の空中戦」も例外じゃありません。

 

ネットで参照すると大体は合ってるが、肝心要の(ここ間違えちゃいかんだろって)とこが、ものの見事に間違ってる…

 

レコードの歌詞に ↓ こういうクダリ―

 

Pierre von Reig Kropton was his name

 

…って、誰???

 

これを(たぶん必死に)ヒアリングしたであろう人も、哀しいかな、レッドバロンなんぞ知っちゃいないってことが、白日のもとに晒されちゃってるんです、こんな(誤字・誤植としか思えない)ことをシレ~っと書いてるくらいだから。

 

あまりに致命的なんで、今更あげつらうのも申し訳ない(本意ではない)けども、実はここが―

 

Baron von Richthofen was his name

 

なんですね、正しくは。

 

いくら聞き取りにくいにせよ、バロン・フォン・リヒトホーフェンを、堂々とピエール・ボン・レーグ クロプトン(って、誰? てゆうか、何語? ←無理やりフランス語ふうにしたけど)と適当にスペリングしてしまうんですから、いやはや大胆不敵と言うか自由闊達と言うか…(あ~また赤面してきた)

 

不肖 sohkusa 、よ~く肝に銘じて、他山の石とせねば―

 

(てなわけで、「暁の空中戦」ネタは、これにて終了―ひとまずは)

 

 

と、舌の根も乾かぬうちに何ですけど、「暁の空中戦」には続編がありまして、その名も(お約束どおり)―

 

「帰ってきた撃墜王」 The Return Of The Red Baron 

 

この歌によりますれば―前作において、ついに我らがスヌーピーに撃墜されてしまったレッドバロンは、それでもどっこい、しぶとく生きておるのでした。(あんたはイェーガーか)

 

そして、追っかけて地上に降りてきたスヌーピーとピストル対決するという、もはや完全に史実を無視したハチャメチャな展開になるのであります。(←ま、そこはスヌーピーの空想ですから当然なんだが)

 

実際のレッドバロンは、スヌーピーチャーリー・ブラウンではなしに、イギリス空軍のアーサー・ロイ・ブラウンに撃墜されたことになってます。

 

何でもブラウン大尉は、相手がレッドバロンだとは意識してなかったとか。(それも不可解な話―てのは、わたしらの勝手な思い込みでしょうけど)

 

最近のより有力な説では、ブラウン大尉のソッピース・キャメルが放った弾は外れて、地上のオーストラリア兵の銃撃こそが命中したと考えられているようで。

 

が、いずれにしても、「赤い悪魔」と恐れられたレッドバロンことマンフレート・フォン・リヒトホーフェン男爵は、その時、確かに敵陣のフランスに立派な農場を買ってしまったのでありました。

 

埋葬の際は、当のイギリス空軍からも最高の礼をもって追悼されている。