独り掲示板

ライトスタッフは名作です-2

独り言レス

【誰にともなしに、独り言レス―その3172】

 

WK 28 に扮する(理屈からして空軍じゃなくベル社のテストパイロット―その2921参照)は 1st X-1 Pilot  Major Royce Grones とクレジットされ(謎の liaison man ならぬ、リアルの)military liaison officer: USAF をやってくれてたみたいだが、リアルに言うなら実際の 1st X-1 Pilot(Bell XS-1  46-062) は Jack Woolams で当然 Bell Aircraft Corporation のテストパイロット(chief experimental test pilot)―

 

ジャック・ウーラムズは 1946年(25 January)に Pinecastle Army Airfield(McCoy AFB)で X-1 の the first glide flight(最速 時速 443 km の滑空テスト)していて、その快適な乗り心地(its handling characteristics and stability)を 10 分間だけの試乗感想と断った上で it felt as light as a feather during maneuvers due to the lightness, effectiveness and nice balance between the controls.(the ruggedness, noiselessness, and smoothness of response of this airplane)と評している。

 

リアル 1st X-1 Pilot が墜落死したのは同年(30 August)自家用 エアラコブラCobra I, a modified Bell P-39 Q Airacobra)でエアレースの練習飛行中だった。

 

[ 参考 This Day in Aviation Important Dates in Aviation History ]

 

 

この 46-062 が後にミューロック(エドワーズ)での powered flight tests において、Glamorous Glennis と名付けられるんですよ。

 

 

関連レス―

 

re : ジェット・パイロット(1957年)

 

>これはイェーガーの乗った XS-1 そっくりではないですか。 これもまたイェーガーが飛ばしたんだろうか?

 

悔しいけども、白状すると未見です(ただし、とりあえず ネットで全編を確認はできるので、映画は見ていないという意味)―けども、自慢じゃないが「知ったかぶりでは人後に落ちない」がモットーであるゆえ、一応もっともらしい講釈(使い回しネタ)を致しますれば「ジェット・パイロット」でイェーガーが実際に飛ばした(>そっくり と言うか、本物の) Bell X-1 (3機あった)は 46-062 (X-1-1 あの "Glamorous Glennis")だとする記事を(例えば― its final flight which was filmed for the Howard Hughes film "Jet Pilot" with John Wayne on May 12, 1950. など)随所で目にするが、本当は別機の 46-063 (X-1-2)だったとの情報もある。

 

 

その644  (2005/ 5/ 2)

 

空軍チームのボブ・フーバー Robert Hoover (←映画には名前も出ない)は、残念ながら 一度も X-1 を飛ばすことなく 空軍を去ってます。 (その3076参照)

 

とあるページに、このフーバーが X-1 で音速を突破したと記載されてるが、これは全くの間違い(フーバー違い)で、NACA のテストパイロットのハーブ・フーバー Herbert Hoover と混同してしまってる。

 

こちらのフーバーが、1948年 3月10日にマッハ 1.065 を記録して、民間人(NACA 所属)として初めて音速を突破したというのが正しい。

 

X-1 (XS-1) のテストはメーカーのベル社に引き続き、空軍チームが 1 号機(XS-1-1 46-062)、NACA チームが 2 号機(XS-1-2 46-063)を使って、別々に張り合うようにして行われておりまして、イェーガーは 1 号機(即ち、グラマラス・グレニス)、ハーブ・フーバーは 2 号機で超音速フライトした―ただ、一回だけ(September 25, 1947)イェーガーは(NACA に泣かれて?)[←註:ほんとは NACA は NASA(ナサ)式にナカとは発音しない―ま、ありがちなシャレです]  2 号機で浮気してるけど。 (←それとは別に、イェーガーは 1951年に映画「ジェット・パイロット」用に 1 号機ではなく 2 号機を飛ばしたもよう)

 

余談

 

そう言や、ホセ・ヒメネスこと ビル・デイナ Bill Dana と同名の X-15 パイロット(NACA 所属)がいたりする… (←こちらのビル・デイナ William Dana は X-15 の 199 回目となる最終フライトをしております)

 

 

re : ジェット・パイロット(1957年)- 2

 

>イェーガーは 1951年に映画「ジェット・パイロット」用に 1 号機ではなく 2 号機を飛ばしたもよう

 

明らかに、この情報で引っかかるのが >1951年 という時期で、「ジェット・パイロット」の撮影は(ルーベンさんも >ヒューズが7年も公開を待った と仰ってるように)1950年であって、或いは(1951年が正しければ)追加シーンを 46-063 で撮ったのか?

 

つまり、1950年(May 12)の 46-062(Glamorous Glennis)のラストフライトが「ジェット・パイロット」の撮影だったことに(記録上も)間違いはなく、更に 1951年に(46-062 は退役してるので)46-063 で追加なり撮り直しなりしたのだろうか?

 

むろん、そもそも―

 

April 6, 1951 Chuck Yeager 46-063 flown for movie, "Jet Pilot"

 

なるデータが誤りなのかもしれないが。

 

未確認ながら、実際の撮影期間は 1949~May 1953 とも伝えられるので、データどおりイェーガーは 46-062 と 46-063 両機を飛ばした可能性もあるにせよ…

 

 

※ 余計に困惑させられることに、イェーガーご本人は―

 

Mar 26, 1951 Edwards AFB Filming began on lakebed for RKO’s film "Jet Pilot", starring John Wayne & Janet Leigh.

 

などとツィート(2018/3/26)されてるし。(ただし、この時は 偽 “MiG-23” を飛ばしただけか)